2006/04/20

poor guy.....

初めの意気込みはどこへやら、全くポストしてなかったブログですが日本に帰る日も近づいてきたことだしささすがにまた書いてみるか・・・・英語でも書くつもりだったんだけど、ちっと今回長くなって面倒。勘弁してください。

今日見たニュースで気になったのはひとりの若いカナダ人の男性が男二人を射殺した後に警察に追い詰められたボストンのバス内でやはり銃を使って自殺したというもの。
彼はアメリカの国境に近いカナダの田舎町で品行のよい大人しい青年として暮らしていたが、このイースター祭の週末に家にも帰らずいきなり姿を消し、ネットを使ってアメリカのMaine州性犯罪者をリストアップし、その中の特定の二人の住所を探し出して銃殺した。そのあと長距離バスで逃亡中、警察がバスの中に入ってきたのを見て即座に頭を撃って自殺した(幸運なことに乗客は誰も怪我はしなかったが周りの5人が返り血を浴びたため、病院へ運ばれる流れとなった)

彼が死んでしまった現在、彼がその殺した二人による性犯罪の昔の犠牲者の一人だったのかはっきりと知ることはできないが(しかし彼が幼い頃アメリカ側に住んでいたことを考えるとその可能性は大きい)、男でもいつでも性犯罪のターゲットになってしまうこと、やっぱりアメリカは怖いなあ~(日本でも勿論油断はできませんが)。

しかしこうなると自然、アメリカ全州で性犯罪の過去のある人たちの出所後の名前や住所の公開の義務付けというのがいいのか悪いのかと議論が分かれてしまうのですが・・・・

本当に立ち直りたいという人にはこの後に更生の道を残すためにも全てを公開するというのはきつい気もする。かといって性犯罪者の多くはいくつも同じ罪を持つリピーターでありつまりはもう病気であるというケースもある。そういう場合にはやはり隣人が性犯罪者がどうかを知るかによって子供たちが犠牲者となることを防げることもあるだろうし、本当に難しい。

私としては罪のない人たちが犠牲者にならないためにもやはり性犯罪者の情報の登録、公開は推進したい。この情報公開によって元性犯罪者達に生じる多くの苦難は彼らが犯した罪の贖いとして1つ1つ乗り越えてもらえたら、というのは虫のよい簡単な意見なのかな。

ただ実際私が住んでいる近所で幼い女の子が性犯罪者の犠牲となって命を落とす事件があった。そのあと犯人は捕まったがなんと彼は女の子の隣人であり、性犯罪の過去もあった。アメリカでは性犯罪者の名前、現住所はオンラインでアクセスできるのに対し、カナダでも彼らの自己申告、登録は義務つけられているとは言えアクセスできるのは警察内だけ。もし、女の子の家族が隣人が性犯罪者であることを知ってたらこれは防げた事件なのではと思う。
さらに警察の発表したところによると、その近所半径3km以内には性犯罪歴有者100人以上が住んでいるとの事・・・・、っということはつまり私の近所じゃんか~。一応催涙スプレーは常時携帯なんだけどね~。

いやあ今回の事件は被害者が加害者を犠牲者にし、自分も自殺してしまったというなんとも悲しい後味の悪い事件だった・・・・・