2023/11/01

トロント歯医者

友人宅の家から最寄りの駅までStreet Carで帰ることができるはずが、手前で止まって下ろされてしまったので(Last stop、降りて!と言われたのみで理由がわからなかった)、そこから次の20分後のstreet carを子連れで寒い中待つ気もせず、uberを呼ぶ。

すぐ来てくれたUberの運転手は子供を見るなり「Japanese kidsか!?、初めて会ったよー、めんこいなあ、乗れ乗れ」と歓迎模様。
乗ったらすぐに食べろ食べろとたくさん子供にキャンディをくれ、私にもキャラメルをくれる。

「子供は宝だ、可愛いねえ」と歓迎ムードだったけれど、一方ですぐに「Japanはどうしてアメリカのslaveなんだ、いつfreedomを得るんだ?」とたたみかけるように聞いてくる。パキスタン出身と言っていたけれど、もともとはアフガニスタン人のようで、「カナダもアメリカのslaveだ、私はここでそのことを伝えていかなくてはならない」と使命感を持っている様子で、「自由なのはアフガニスタンだけだ」という過激な発言。「でもAfghanistanの今のchaosはどうなの?」と返すと、「ニュースのいうことを信じるな、Talibanがひどいことをしているなんて嘘だ、女性にも優しいし皆守れらている、オンラインで情報を得ろ」と言う。いわゆる新聞などに書かれていることを全て信じちゃいけない、というのはわかるけど、オンラインこそ誰でも書けて真偽のほど分からないよねえ、と思いつつ、アフガニスタンの本当の実態をどのように知ればいいんだろうなあ、と思い巡る。

子供はもらったキャンディを美味しい美味しい言って食べてたけれど、私ももらったキャラメルを口に入れたら奥歯の被せ物が取れ、途中から会話に集中できず・・・

帰宅後、まずは取れた被せ物をなくさないようジッパーに入れたけれど、さて、虫歯の痛さを知っている身としては残り数ヶ月被せ物なしで過ごすのは不安。
歯科疾病は旅行保険もOHIPもカバーしないので、費用が心配だけど背に腹は変えられぬ、と歯医者行きを決意。
きっと探せばトロント内にも日本人の歯医者はいるんだろうけど、きっと日本人の多いNorth Yorkエリアとかだと思うし、子供を学校に送った後にそこまで行く気がしない。
近所にたくさん歯科医院があることは知っていたし、取れたcrownを被せるだけだからそこまで難しい説明もいらないだろう、と近場で見つけることにする。

評判の高い歯科医院に特化して検索、紹介をするopencareというサイトがあり、そこで近所に絞って探す。
エリアはどこか?、dentistに行くことに緊張するか?、優先順位は経験か?高評価か?、男女どちらの歯科医師がいいか?などのいくつかの質問に答えて絞っていく。
そこからマッチングされた歯科医院リストをみると、確かに100以上のreviewが全て5.0だったり、400以上のreviewで4.9だったりやたら評判のいい医院がずらり(サクラもいるかもしれないけど)。
そのなかから近くで、翌日の朝に予約が空いていたJunctionWest Dentalを選び、予約。男女どちらでも良い、としたのだけれど、予約した時間は女性の歯科医師さんが担当となった模様。
20年前にカナダに住んでいた時も保険が効かないこともあり、歯医者は日本に帰った時にチェックを受けていたし、実は今回が初めての体験。

いざ訪れるとクリニック内は明るく、受付の事務も女性が3人いたけれど、事前にオンラインで予診票を記入していたこともあって、簡単に保険の有無と、もしx線を受ける場合になった場合は30-100ドル(だったかな?)、フッ化物のfluorideの場合は~50ドルのエクストラのコストが発生することの説明を簡単に受けて、すぐに衛生士さんが迎えに来てくれる。東欧系のhygienistさんで東欧系のアクセントは私には聞きやすいのでホッとする。

治療室は奥に5, 6室あるようで、左右に壁があって天井の部分だけ空いて隣と繋がっているけど、ほぼ個室になっている。天井が高くて明るいから圧迫感もなく、壁にはテレビもつき、治療台も機械も新しめでとても綺麗。
いつ取れたか、このcrown自体はいつ作られたものか、などの質問を衛生士さんから受けて、すぐに先生が来る。中近東系なのかジョージクルーニーの奥さんを思い出すような美女。
衛生士さんと受けた同様の質問をまた受けて、施術が始まる。

まずは被せ物をはめてみて、「fittingしないわね、セメントをクリーニングするわ」と綺麗にしてくれたのち、はめる。
よさそう、と判断したのち、セメントを改めてつけて被せる作業を進める。
私が日本で通っていた歯科医院は古いところなので、日本も最近はそうなのかもしれないけれど、まぶしくないよう目にサングラスをかけられたのち、唾液を吸い取るバキューム装置と水をかけるシリンジを口に入れられて、先生もサングラスかつ治療台に照明は既についているのにさらに頭にヘッドライトをつけて、口のなかを映すintraoral cameraも時々使いながら治療。
日本では口内に入れるシリンジは主に空気を出して何か口の中のものを飛ばしていたような気がするのだけど、ちょっとびっくりしたのはこちらでは出てくる水が食塩水なのかしょっぱい。そのせいかやたら唾液が出てきて、それをバキュームで吸い取っている感じ。
フロスを使いながらセメントを削って整えてくっつけてくれる。
終わったときに「Bite downして、どう?」と聞いてくる。カチカチと上下噛み合わせてみて、いまいち正解がわからないけど、なんとなくあたる気もする。「奥がちょっとあたる感じがする」というのをうまく伝えられず、「I feel something back」といったつたない言い方しかできない。それでも、「わかったわ」ともう一度手を入れてトライ。さっきよりかなりスムースになった気がしてOKを出す。
通常1年以内のcrownが取れると言うことはあまりなくて(私のは今年の初めに付け替えたばかりだった)、3年以上のものは接着剤がdissolveして弱くなってくることはあるのだけれど・・・とのこと。もしかしたら元々の接着剤がstrong enoughではなかったのかもね、という先生の説明。
今回かなりしっかりとperfectにつけたから取れるということはないはずよ、と心強い説明とともに、もしそれでも万が一取れた場合にはセメントではなくcrownの方に問題があるかもしれないから、またいらっしゃい、crownを確認してみましょう、という言葉と共に施術完了。要時間はトータル30分くらい。
クリニックの雰囲気も先生の対応も好きだったし、もしこのままカナダに住むなら通いたいくらい。

肝心の料金については、被せ物の場合は相場で200-300ドルくらいという情報を得ていたものの、予約サイトからの50ドルクーポンが効いて160ドル(50: Exam fee, 110: 施術代)。痛い出費ではあるけれど、想定より安めに済んでホッとしたのでした。
もしトロントで歯科に行く予定のある人は次のリンクから予約をいれると50ドルの割引が効くので参考までに。

Opencare


2023/09/29

生ごみの再利用 @ Toronto

トロントのゴミの分別が気になったついでに生ごみの処理について調べてみた。
環境のことを考えてどこまでカナダの人たちが積極的にゴミ問題に取り組んでいるかはよく分からないけど、ゴミの仕分けとして生ごみ(Organics+Food waste)を分別して専用のGreen binに入れ、最終的にコンポストとして肥料にしたり燃料ガスにしている取り組みはよいと思う。
ゴミ箱の周りをしょっちゅうハエやwaspが飛んでいたり臭いがして、決してトロントの街は綺麗とは言えない一因にもなっていると思うので判断が難しいけどね。

市内では生ごみ処理場はNorth YorkのDufferinとEtobicokeのDiscoの2箇所にあるようなんだけれど、ゴミ収集車によって回収された生ごみはこれらの処理場にまず運ばれる。
これらの処理場でまず生ゴミはtipping floorと呼ばれるフロアにぶちまけられ、そこで生ごみと生ごみ以外のもの(入っていたビニル袋など)に仕分けられるらしい。仕分けの方法としては、hydropulperと呼ばれる大きな水の入ったタンク内で撹拌されて生ごみ以外のものを仕分ける方法と圧縮機を使って仕分ける方法がある。

ここで取り出された生ごみは嫌気性消化装置に送られる。嫌気性の微生物によって無気環境のなかで分解が進み、固形(digestor solid)と気体(biogas)に分かれるらしい。
生成された気体は天然ガス(renewable natural gas)にアップグレードされ、燃料などに生まれ変わり、市が所有する建物の暖房のパワーとして使われたり、低二酸化炭素排出燃料として自動車の燃料に使われるらしい。
固形の方はコンポストとして生まれ変わり肥料となり、市民に配られたりしている。

日本(渋谷区)では今は生ゴミは可燃ごみの扱いだけど、うまく臭いと虫問題を回避できるなら(それが難しいのだろうけれど)ぜひ生ごみも分別して再利用するシステムを取り入れてほしい。



2023/09/28

トロント ゴミのリサイクル

こちらにきて気になるのがゴミの処理。
日本(渋谷区)ではゴミの仕分けとして可燃、不燃、資源、粗大ゴミがあり、資源も紙にペットボトル、缶、瓶、プラスチックとかなり細かくきっちり分けていた。

トロントではゴミの分け方は、生ごみ(Organic and food waste)は緑色、資源ごみ(Recycling)は青色、その他もろもろのゴミ(Garbage)は黒色のゴミ箱に入れるというもの。ただ資源のゴミはちゃんと仕分けておらず、みな青色のゴミ箱にプラスチックも紙も缶も全てごちゃ混ぜにして入れている。
粗大ゴミという区分けもないのか、トイレの便器がそのまま路上に捨ててあるのをよくみるのだけど、ちょっと不思議な光景。

日本ではちゃんと分別していないと回収されないこともあるし、びんの色わけやペットボトルのキャップやラベル外しもリサイクル工場で手作業でしていることを考えると、トロントではこんなに混ぜちゃってゴミ処理時の分別がかなり大変なのでは?と思う。

カナダはエコに関しての意識が高く環境先進国、という意識を勝手にもっていたのだけれど、市民生活レベルでは実はあまりそうではないのかも。
まちなかにあるゴミ箱は資源、ごみどちらのゴミ箱であっても関係なくみんなぽいぽい捨てている感じがあるし、スタバなどでもマイタンブラーではなく、お店が提供する紙やプラスチックのカップを使っている人が多い。

ただ政府レベルではプラスチックを規制する流れが強く、使い捨て(single-use)のプラスチックレジ袋、カトラリー、ストロー、マドラー、缶ホルダーの製造・輸入・販売は禁止された模様。確かにフードコートなどでも木や紙のカトラリーや容器を出すところが多いかも。ただまだtransitionの段階なのかプラスチックのカトラリーを出すところもあるし、1ドルショップでもプラスチックストローなど売ってたりするけど、政府のplastic prohibition regulationsを読む限り、2025年には流通やお店での販売も全くなくす、ということなのかしらね。そういったプラスチック製品会社への補償はどうなっているのだろう。

Green binに捨てられる生ごみはコンポストとして肥料にしたり、natural gasにして燃料として活用するようなので、ただの可燃ごみではなく生ごみ専用のゴミ箱をもうけている取り組みはとてもいいことだと思う。臭いであったりwaspがぶんぶん周りをとぶという別問題は発生してしまうのだけどね。

こちらのリサイクル工場でのプロセスは、ざっと見る限り日本とそんなに変わらないようで、磁力を使って鉄を分けたり、ふるいや振動で紙やアルミを分けたりはするけれど、残りは結局人力でマニュアルで選別している模様。

選別プロセスでの作業員への負担、費用発生が大きいのではないかと思われるけど、やはりそれは彼らの仕事だから作業員にやってもらう、といった意識なのだろうか。
日本では効率的なリサイクルかつ作業員の負担減のためにも、それぞれの市民が頑張って分別の協力お願いします、という感が強い気がする。
結構毎日の分別は大変だけど、環境に対する意識を高め、結果的に全体の負担費用減のためには今のところ日本のやり方は悪いとは思わないのだけど、あとはどれくらいプラスチックの使用を削減できてかつリサイクルへ回せるか、という意識をさらに高めていきたいところ。



2023/09/09

トロント小学校入学手続きの件1

ちょっと前後するけれど、子供たちの現地校入学の話。
もともとカナダのトロントに来ようか、と思い立った理由の一つとして子供たちの感性が豊かな時にいろんな文化や違いに触れさせてみようか、と思ったから。
高校生や大学生の時点でもし子供が自分から海外に興味を持ったらきっと一人で留学という選択になるのだろうけど、家族全員で海外滞在が可能なのは子供が小学校4年の今かね、ということで。
中学受験も検討しているので、おそらく5, 6年は受験勉強中心となるだろうし、比較的自由な時期の4年生を逃してはならん、ということで去年の年末に夫が思い立ち、それからバタバタと準備してきた。

滞在期間については、私も会社でsabbatical leaveが取れるのが半年程度であり、まず夫が観光ビザでカナダに滞在できるのが最長半年ということもあり、半年の計画で進める。
ある意味、ビザを申請せず半年もカナダに滞在できるとは、やはり日本は国としての信頼度が高い。
たった半年滞在というのは英語を習得するには短すぎるし決してコスパがよいとは言えないのだけれど、まずは海外文化に触れる、私も仕事・家事・育児の毎日の同じroutineから抜け出して何か変わるきっかけにできれば、ということを第一の目的としたので短期間で妥協。

学校選びについては、カナダにいるin-lawが昔教育委員会に属していたこともあって情報集めを頑張ってくれて、やはり人材不足もあってspecial needのサポートも順番待ちがある状態だから下の息子くんのことを考えれば、私立をオススメするわ、とのアドバイスをもらう。
ただ、たった数ヶ月の通学のために高額な入学金を払ったり、年間のtuition feeを払うのもうーん、と思っていたところ、家探しのために色々とやりとりしていたホストの一人から、自分の子供はHigh Parkの中にあるTamarack West Outdoor schoolに通っていていいところよ、という情報をもらう。Websiteを確認したところ入学金も高くなく、授業料も滞在期間だけ支払えばいいようで、ここはいい、と早速入学申請を進める。

ただ、ここの入学を許可されなかった時のためにlocal public schooolの入学も並行して検討する必要があるため、家探しも進める。
トロントの公立校は住む住所によって学区が決まり、通りを挟んだ向かいの家も学区が異なる、ということもあるのでまずはとにかく住む家を決めて住所を確定させなくてはならない。
この住む家を決める、というのが今回なかなか大変で色々あった末にやっと4つ目で決めることができたのだけれど、トロントダウンタウンのBloor west villageまたはJunctionと呼ばれるエリアのそば。
家の学区では、小学校はAnnette Public Senior and Junior Schoolという公立校が指定されていた。
Torontoの公立校は全てTDSB(Toronto District School Board)という教育委員会の管轄なので、まずはTDSBのサイト場でアカウントを作成して、enrollmentのオンライン申請を進める。

子供二人の基本的な情報やmedical condition以外に緊急連絡先や家の仕様(一軒家かアパートか、など)など様々な情報を記入して提出。
思ったより早くに連絡がきて、オンラインフォーム以外に必須の提出書類(身分証明や住所を証明するもの)をメールで送るよう連絡がくる。
身分証明は子供それぞれcanadian passportを持っていて、そのスキャンを送付したからよかったけれど、住所を証明するものはまだ日本にいる時点で手元にない。
大家との賃貸契約書や携帯の請求書などをカナダについてから提出することで了承をもらう。

2023/09/06

Toronto到着初日

もっと頻繁に更新したいと思い、1ヶ月のリモートワークが終わったらその時間もっと取れるかな、と思っていたけど、結局リモートワークが終わったら終わったで夏休み中の子供に1日向かい合い、合間に家事をする感じでなかなか時間がとれず・・・
ストレスを溜め過ぎずに自分のための時間をとる方法をうまく見つけたいと思いながらもう何年か・・・

トロントの家には思ったより早い夕方に着いたとはいえ、次の日の朝食も水も何もない状態なので、買い出しに行かなければ。トイレットペーパーもキッチンペーパーもご丁寧に1巻きくらいしか置いてなかったしね。
ちょっと一息ついたらgoogle mapで近場のスーパーを探してお出かけ。19時近くになっていたと思うけど、こちらは夏はその時間でもまだまだ明るい。
歩いて15分弱のところにwalmartと1ドルショップのdollaramaがあったのでそこを目指して歩く。さっさと買い物済ませたかったけど、息子くんは機内食をほとんど食べなかったし、おやつを食べたとは言え、しっかりした夕飯はまだだったのでお腹がすいたと子供達が騒ぎ出す。
Walmartそばにはチキンショップやベトナム料理などもあったけど閉まっていたり子供達が興味示さずで結局しょっぱなからWendy'sへ・・・まあチキンナゲットとフライドポテト🍟は最強だしね。
しかし注文を終えて席で待っている間にも店員同士が口論している声が聞こえたり、セルフドリンクのところがジュースか炭酸しかなく、しかも壊れてなかなか入れられない、など早速カナダに来たなあ・・・と実感させられる。でもお客の若いお姉さんが、「わたしはこのクーポンいらないからあげるわ」とわざわざ席に来てくれたり、これもカナダらしいなあ。

Walmartではひとまず浄水器のBritaに次の日の朝食に必要最低限の日用品を買えてホッ。
帰り道はさすがにちょっと暗くなってて高架下とかも歩かなくてはいけなくてドキドキしたけれど、まずは家族無事にカナダに到着、ネットで見つけた家もちゃんと存在し、初日が過ごせてよかった。

2023/07/23

カナダ生活スタート

あまりにも全くタッチしておらず生きているかどうかも分からなかったブログ、カナダ生活を始めた機会に日々のちょっとした記録のためにも再開したい。久しぶりの海外生活で色々それなりに刺激的なイベントがあったとしても、やはり記録しないとついつい忘れてしまうこの頭。

取り留めなく書くことになりそうだけど、ちょっと進めていこう。

まずはトロント到着の7月13日。半年生活ともなるとそれなりに荷物も多くなって(カナダの物価の高さは聞いていたので食材などもできるだけ持っていきたかった)、スーツケース大1個、中サイズ2個、小サイズ4個を持って渡航。エアカナダは1人スーツケース1個(最大23kg)まで預けることができて、さらに預けたかったら追加料金を支払わなければならない。それなので4個を預けて残り3個を機内持ち込みにするつもりだったけれど、チェックイン時に満席だから、となるべく機内の重さを軽くしたいこともあってか他のスーツケースも無料で預けることができると提案を受けた。ただ、小さいスーツケースというかキャリーバッグにはPCなどを入れていたので、結局それら2つは機内に持ち込んで厚意に甘えてもう一個だけ預かってもらうことにした。

今回渡加にあたり、eTA(electronic travel authorization)の申請をする必要があったのだけれど、夫は申請できたけれど、私と子供の申請はdeclineされた。どうやらeTAの情報はカナダパスポートと自動的にリンクされているようで申請不要とのこと。ただ、最初は日本のパスポート情報にて申請を進めたので、日本のパスポートとカナダのパスポートもリンクしているということなのか。ちょっと怖くて確認進めてないけどどこかで仕組みを調べてみよう。

羽田でのエアカナダチェックイン時もそれぞれのeTAの取得の有無の確認を受け、ここで正直に取得できていないことを伝え、カナダパスポートも見せたらすんなりチェックイン。ドキドキした。
エアカナダでのチェックイン自体は混んでおらずそれなりにスムースに進み、出国gateまで。ここが結構混んではいたけれど、荷物が身軽になっていてよかった。ただ夫が子供のためのエピペン(注射)や薬などを結構持ち込んでいたので荷物チェックのところで確認を受ける。準備のいい夫は自分の医師免許とそれぞれの薬も全て英訳して書類として用意していたのでちょっと時間がかかるも結果的にスムースに入れた。

出国審査が済み、搭乗時間まで約1時間ほど余裕ができた。今回カナダ生活を送るにあたってほぼクレジットカードかソニー銀行で作ったデビットカードで過ごす予定のため、現金のカナダドルを全く持っておらず、さすがにあっちの空港に着いて何かあった時にまずいかな、と夫とそれぞれ3万ほどをカナダドルに換金。109円/ドルくらいだったか、円安がひどくて痛いなあ・・・

搭乗口そばの自販機で名残惜しく麦茶やお菓子を買って搭乗へ。
チェックイン時に夫が細かく子供のアレルギーについて申告してくれていたため、席についてからしばらくしてCAさんがアレルギーのある子はどの子か、なんのアレルギーか、と確認をしにきた。卵や胡桃、カシューナッツにアレルギーがある旨を伝えると、その場ですぐに周りの観客に向かって、「ここにくるみやカシューにアレルギーのある乗客がいる。ナッツを食べる時には(周りに出さないよう?)取扱に注意してくれ」と大声でbriefingをしてくれた。
恐縮に思う一方ではっきりした対応がありがたい。テーブルとかもちゃんと拭いておけ、とwet wipeを提供してくれる。なるほど、こういう対応をするのね〜。
こちらがちゃんと申告してなかったのもあるかと思うけれど、アレルギー対応食は用意してないからmay contain nutsであることは了承してくれ、と言われ、OKする。
もともとものすごく偏食な子でほぼ決まったものしか食べないから機内食も危なさそうなものは食べないだろう、と思ってはいたけれど、ほんと長い搭乗時間、一度も機内食を口にしなかった。今度からはもう少ししっかり機内で食べられるスナックを持っていこう。
上の娘ちゃんは美味しい、と言いつつ提供されたチキンを食べていてよかった。

こども対策としてyoutube premiumをこの期間だけ購読して子供の興味ありそうな動画をタブレットにダウンロードしておいたけど、機内画面ではちょこっとゲームをしたりアニメを少しみただけで、2人ともほぼswitchかtabletを観ていた。機内映画ももはや興味をひかず、タブレットの方が魅力的なのね・・・

ただ下の子が機内画面でアニメを自分で観ようといじっていた時に間違ってCAさんを呼び出すボタンを押してしまっていたようで、席まで来たCAさんにそのボタンは押さないよ、と注意を受ける。子供がそのボタンを押していたことに気づかなかった私は、すみません、迷惑をかけてしまい、この子ったら・・・といった苦笑いをしてしまったのだけれど、it's not funny, emergencyの時に押すボタンなのよ、と却ってCAさんに怒られる。
日本のANAやJALに慣れてしまうとCAさんに怒られる、という対応自体がびっくりすることではあるんだけど、確かにアレルギー持ちと申請しておきながら、その子が呼び出しボタンをいたずらに押しちゃってたら怒られ案件だよなあ、と反省。と同時に、あー、エアカナダの対応ってこんな感じだったよなあ、とちょっと懐かしくも思い出す。

その後も夫が間違えて開けた上の荷物置き場から誰かの傘が落ちてしまった、などちょこちょこ小さなハプニングはありながらも子供達も騒ぐことなく、無事にカナダに到着。
入国審査も「半年の休みとは良いわねえ〜」と審査員に言われつつ問題なく通過。
一方で他の乗客が間違って出口とは違う方向に行っているのをみた係の人が「なんでそっちに勝手に行くんだ!君たちはこっちだ。前の人について行くな!」と乗客に怒鳴っている、日本ではありえない対応を見て、あーカナダに戻ってきた、と実感。日本ではつい「あなたたちの案内や誘導がなってない」と係の人を責める気がするけど、乗客たちもムッとしたり肩をすくめたりすることはあるけどそのままスルーしてしまうくらいがちょうどよいのかも。

空港ではfree wifiが使えたので、空港まで迎えに来てくれるという中国人の友人ともインスタのDM機能を使いながらやり取りをし、スムーズにゲートで会えてよかった。
子供達も荷物のピックアップ時にトレーニング中の探知犬の名刺をもらい、ご満悦。

空港を出る頃は18時を過ぎていたのでそこまで渋滞もなく、スムーズにダウンタウンへ。久しぶりの友人とは車の中で話が弾んで、本当は夕食でも一緒にしようか、と言われていたけど、さすがに長時間フライトの後に子供達が辛いか、とまたの機会に集まることにする。送り迎え、本当にありがとう。

無事に借りた家につき(ランドロードにはすごく早かったね!と驚かれるも)、やっと一息つく。