2010/04/12

improper me in the right world

それなりにsensibleではあるけれど、sensitiveではない。単なるないものねだりなのか、sensitiveになれたらいいなぁと常々思います。

感受性を敏感に、または豊かにするにはどのようなmethodがあるのでしょう。敏感ではなく流すことによって享受するものも多々あって、まあ恩恵を受けていることも確かなのだけれど。

I would face something or read books with so much excitement or a sense of exaltation when I was a little kid, でもその傾向が薄くなっているということは自己防衛策のひとつの現れなのでしょうか。

ただ自己防衛機能としてcriticismに乏しい必要はないし、maybe I’ve been just growing up in a spoiling circumstance(少なくとも最近テレビでよくfeatureされている体育会シゴキ系新入社員研修の様子などをみるたびにそう感じる).

Criticalかつsensitiveになれたら、という思いにさせる本として、dostoyevskyの「地下室の手記」(これはcriticism以上に性格の悪さが必要?)と加藤周一の「羊の歌」の2冊が私の中にはあったのですが、新たに加えたいものとして、文月悠光の「適切な世界の適切ならざる私」。

中高時代に感じるようなモヤモヤを、私などは適当に丸めてなんとなくそばにおいて小さくなっていくのを待ってしまった感があるけれど、この詩集では真っ向から向き合ってちゃんと言葉として力強く吐き出しています。

日常生活の現象としての詩を遠ざけながらもそれを目撃したい人たちに向けて編み出しました、と言ってくれているのが有難い。今は振り返るだけの、あの時代に出会っていたら少し嬉しい本だったのだろうな。

2010/04/10

free

ちょっと前にChris Andersonの著作"Free"が,先着一万人まで無料で閲覧できるとして話題になり,確か43時間以内に全てダウンロードされたそうな。この話題性によるものか,無料期間終了後も順調に売り上げを伸ばし,既に何刷りか増刷になっているとのことだけれど。
しかし,いまだにこの仕組みは分からない。やっぱり,無料閲覧できるようにするとどうしても売り上げは下がるのでは,と思ってしまう。
書籍についてはやはり画面上じゃなくて,あのめくれる感じの,朱線がひける紙面上がいいんだ!という人々が存在してくれている限り,ただで内容がダウンロードできようが,そこまで大きな影響は与えないのかな。
音楽ビジネスは,違法ダウンロードや海賊版が本当に大きな打撃を与えているのにね。音楽は何かしらmediumを通さないと楽しめないから違法ダウンロードもあまり抵抗を感じさせないのかもしれません。

まあ,でもこの傾向に流されて文芸春秋からの生命保険のカラクリをダウンロード。全文が15日まで無料で閲覧できます。
あまり興味をもたない,また将来的にも興味をもつかどうかわからない生命保険というものについて,わざわざ買うこともなく読めたのはよかったけれど。生命保険について冷静かつ公平な感じで簡単に述べてはありますが,著者はライフネット生命の起業者。読み終えたときには,もし生命保険に入るんだったらライフネット生命がいいのかもね,とかる〜く思わせるくらいの効果はあるので,今回無料閲覧させることによってもうけが出るのはこの保険会社でしょうね。ただ,出版社は果たして新刊の時期に無料で提供してしまうことでどのくらい得,または損がでるのでしょう。謝礼として保険会社から出版社に少しは流れているのかなぁ。

こういうところでお金をセーブしても,結局書店に寄るとついつい買ってしまう。青山ブックセンターでの杉本博司の講演会へ。大金持ちのアーティストですが奢ることのない態度のspeakerで,ただただ,やはりオタクになれるっていいなぁ〜と憧れる。サインはもらわずとも,lectureの後には結局ABCとBrutusに貢献。

2010/04/04

行ってしゃんらい来てしゃんらい

Went to Shanghai only for the weekend.
Second time visit. それでもPuDong Airportからまず市内に出る時点で毎回初めてのように交通マナーにびっくりする。4車線上をほぼ6車線となって走るすごさ。ある意味運転技術が高いのか,でも荒い運転に久しぶりに車酔いし,吐きそうなところへ,高速を3人乗りのバイクで逆走する若者にすれ違う。あれはなんだったんだろう。

でもたった一泊の旅行とはいえ,目的を果たし,美味しいものは食べるだけ食べて,最低限ショッピングも済ませ,満足。


鶏の足を食べてcollagenを補給し,小核桃仁をバッグに詰め込んで帰宅。I wonder if I can get the sweetened hickory nut here in Tokyo.

I made use of my time to the fullest extent to have fun but naturally not feeling like going back to work tomorrow for sure. not to blame. though I can consider it almost same like visiting some suburbs around Tokyo as now it takes only 3 hours to get there, but still I passed across the borders!

さすがにクタクタ。空港から帰りの電車でもぼんやり回送電車に乗りっぱなしになってしまいそうなところを見知らぬ日本人のおっちゃんに「ラストステイション,ラストステイション」と親切にも英語で教えてもらう。浦東空港でもずっと中国語でお土産の勧誘受けたし,たった土日の滞在で中国人化?でもあのたくましさ,toughさは見習いたいところだし,光栄。