久しぶりに、あ〜、いい番組みたなあ、と思える番組に出会った。
たまたまテレビをつけたらやっていた再放送分だったけれど、今年の8月に放送されたものらしい。
NHKの「君が僕の息子について教えてくれたこと」
NHKのよさ、実力というものを久しぶりに再認識した番組。愚にもつかぬバラエティ番組ばかりあふれている中で、NHKももっと頑張ってこういう番組をどんどん作ってほしい。
Irelandの作家David Mitchell氏が上手に日本語を話すところから番組は始まる。
あれ、この人どうして日本語が話せるんだろう、と番組内容も分からず観ていたらすぐに引き込まれた。
Mitchellさんには自閉症の息子がいる。その息子への対応、コミュニケーションの難しさに悩み、息子に対してイライラすることもあったという。
そんな中で1冊の本に出会う。
自身も重度の自閉症である東田直樹による「自閉症の僕が跳びはねる理由」
自閉症は先天的な脳の機能障害であり、環境などによるものではない、ということすら今回初めて知ったわけだけれど、この障害のために認知やコミュニケーションが困難となる。そのため、自閉症児が自分の考えを人に伝えるのは通常難しいけれど、東田さんの場合は親や周りの協力もあって、努力の末、考えていることを 、ひらがなを羅列したボード版のようなものを使って指差しながら表すことが可能となった。ボード版の方が伝えやすいらしいのだけど、PCも使うことができるから、それらを使って13歳のときに東田さんが出したのがこの本。
自閉症児についての「どうしていきなり奇声をあげたりするの?」「どうしていきなり飛び跳ねたりするの?」といった聞きにくい質問などに対して、彼なりの率直な答えを述べてくれている。
日本で英語教師をしたこともあるMitchellさんは幸いにも日本語が読め(どうやら奥さんも日本人のよう)、この本を読んで、初めて自分の息子が東田さんの言葉を借りて自分に話しかけてくれた気がすると言っている。Godsendの本だとも。
これは広く世に知られるべき本として、翻訳版を出すことを決意し、翻訳家の奥さんとともに"The Reason I Jump"を出版。NewYorkTimesでもbestsellerになっているみたい。
番組では20歳になった東田さんとMitchellさんが日本で対面を果たし、また重度自閉症者には困難きわまりない空の長旅も耐えて、東田さんがNYで講演する様子も描かれている。
東田さんはMitchellさんとの対面をすごく楽しみにしていたに関わらず、部屋に入った途端、Mitchellさんの方も見ず窓の方に駆け寄りずっと窓の外を眺めたまま。
しかしこれもMitchellさんは穏やかな顔で見守り、ひたすら待つ。息子で慣れているのもあるけれど、こういうのも、本のおかげで自閉症の人の気持ちが分かりやすくなり、ずっとpatientになれるという。
Mitchellさんがずっと聞きたかった質問の一つに「自閉症の息子に対して父親としてすべきこと、してほしいことは何か」がある。それに対して東田さんはたどたどしく、「そのままでいい」と答える。
東田さんの場合は、自分が自閉症でも、親がそのせいで犠牲になっている、ということを感じさせなかったのが有り難いと。
本の中でも、自分が自閉症により苦しむのは乗り越えられるが、それにより周りが苦しんでいる様子をみるのは耐えられない、と述べていた。
自閉症の子供をもつ様々な親の葛藤なども取り扱いながら、自閉症に対する誤解も減らせる番組。
周りに自閉症の人はいないけれど、理解を深めるために本を読みたくなった。
オリジナルの方でもいいけれど、Mitchellさんのintroductionを読みたいこともあり、また東田さん作の短編も最後についてくるようなので、The Reason I Jumpを購入。
60近い質問に対して分かりやすい言葉で答えが述べられている。
何度も同じことを繰り返し言ってしまうのも、すぐ聞いたことを忘れてしまう、というのもあるようだけど、口に馴染んでいる言いやすいフレーズをいいながらそのサウンドを楽しんでいる、というのもあるよう。
確かに相手の考えを推し量ることができると、接するこちらの態度も変わってこれるのかもしれません。
Mitchellさんの、emotional poverty and an aversion to company are not symptoms of autism but consequences of autismというのが印象的。
2014/10/04
2011/12/05
Spring/Summer collection
師走に入ったというのに,忘年会とは関係のないパーティーが続く。
美女に誘われて、まずは素敵な帽子の新作発表イベント@adding blue in Aoyamaへ。Adding blueには前から行きたいと思っていたけれど,好きな帽子ブランドのイベントパーティーでの初visitという今回のラッキーさ。
Athena New Yorkの帽子はrisakoシリーズなどclassicなstraw hatが本当に素敵です。
活動を続けて今年は15周年ということを今回記念して,歴代の代表作と共に新作を飾ってくれていてどれも欲しくなってしまう。
Straw hatはもう持っているけれど,うーん,結局もう1個買っちゃうんだろうな。帽子は場所を結構取るのにね。でも価値のあるもの,長く使える物を買う事は悪くない,ということで。
パーティーではファッションイベントということもあって,普段あまり名刺交換したことのないような人とも知り合う事ができたのだけれど,夏石鈴子さんともご挨拶。作家の方。
あまりにも素敵なヘッドドレス(白いお花や羽のついているのを豪快にかぶりこなされてました)を身につけられていたので、こちらからお声がけして。
恥ずかしながら文学等にあまり詳しくない私は彼女を存じ上げず,本を書かれているんですね,とおうむ返し。
「作家に対して,『本を書いているんですね』とは,それは駄目よ」と優しく面白ーく諌められる。確かにそうだ。愚問。
まずは著書を読ませて頂くことのお約束。
オシャレで,ユニーク,かつユーモアのある才女の出版された小説とあれば、それは読みたくなるでしょう。楽しみ。
早速amazonにいって購入しようとbrowseしたら,なかなか過激なタイトルの小説を多く出版されていて,さらに楽しみ。
Athena New Yorkの帽子はrisakoシリーズなどclassicなst
活動を続けて今年は15周年ということを今回記念して,
Straw hatはもう持っているけれど,うーん,
パーティーではファッションイベントということもあって,
あまりにも素敵なヘッドドレス(
恥ずかしながら文学等にあまり詳しくない私は彼女を存じ上げず,
「作家に対して,『本を書いているんですね』とは,
まずは著書を読ませて頂くことのお約束。
オシャレで,ユニーク,
早速amazonにいって購入しようとbrowseしたら,
2011/06/07
horror dragonia
本を買う時は値段の点でも収納の点でも文庫本を買おうと思いつつ,やっぱりハードカバーの魅力はその装丁と挿絵だあね。
なので,ホラードラコニアシリーズでも鴻池朋子と山口晃が描き下ろした狐媚記と獏園を思わず購入。何て贅沢!
しかし少女小説集成と謳っているけれど,澁澤龍彦の小説は少女対象になるのかな?
どうしても少女小説って赤毛のアンとか少年少女世界文学全集のような印象があって・・・
でもやっぱり山口晃の絵は見てて飽きないなあ・・・繊細な筆遣い,凄く完成度の高い日本画なのにどこにでもユーモアを交えてくれていて。
狐媚記も,本人が狐に憑かれているのではないか,というほど作品に狐やら狼やらがやたら多い鴻池朋子さんが手がけたものだもの,独特の雰囲気たっぷりです。
しかもあとがきの「存在の不安」が面白い。
人間が出産の瞬間から感じることになる分離の不安は古くからは淫蕩行為,また新しくは集団的陶酔によって克服されるもの。オットーランクによれば,マゾヒストが苦痛を愛するのは出産時の疼痛の快適な環境を再現したいため。ふーん。
とにかく,これは小説本というよりアート本でした。
なので,ホラードラコニアシリーズでも鴻池朋子と山口晃が描き下ろした狐媚記と獏園を思わず購入。何て贅沢!
しかし少女小説集成と謳っているけれど,澁澤龍彦の小説は少女対象になるのかな?
どうしても少女小説って赤毛のアンとか少年少女世界文学全集のような印象があって・・・
でもやっぱり山口晃の絵は見てて飽きないなあ・・・繊細な筆遣い,凄く完成度の高い日本画なのにどこにでもユーモアを交えてくれていて。
狐媚記も,本人が狐に憑かれているのではないか,というほど作品に狐やら狼やらがやたら多い鴻池朋子さんが手がけたものだもの,独特の雰囲気たっぷりです。
しかもあとがきの「存在の不安」が面白い。
人間が出産の瞬間から感じることになる分離の不安は古くからは淫蕩行為,また新しくは集団的陶酔によって克服されるもの。オットーランクによれば,マゾヒストが苦痛を愛するのは出産時の疼痛の快適な環境を再現したいため。ふーん。
とにかく,これは小説本というよりアート本でした。
2011/01/09
Badger's parting gifts
Helping each other endure to the end.
There were and are so many people out there who care and support us.
That was my end of the year and my New Year days.
Parting with beloved one, there always comes sorrow. But that parting accompanies new meeting as well. We never meet without a parting. So my condolences but my celebrations as well!
いわゆる年の暮れ、お正月といったものとはかけ離れたものになってしまったけれど、本当に思い出深い年末年始となりました。
「一人の死によって自分が大きく変わる、といったことが本当にその人の死を悼む、その人の死を悲しむということであろう」というのは三浦綾子さんの言葉。
Certainly.
I would always expect some change for a new year but it is also likely to confine to materialistic change or physical change only. But of course this is not that kind of story. Should be internal change though it's not that simple as it sounds。少しでも近付けるなら。
こんなことを言いつつも、結局は引っ越しなどのことばかりに気を取られがちだけれど、少しでもgive backできますように。
There were and are so many people out there who care and support us.
That was my end of the year and my New Year days.
Parting with beloved one, there always comes sorrow. But that parting accompanies new meeting as well. We never meet without a parting. So my condolences but my celebrations as well!
いわゆる年の暮れ、お正月といったものとはかけ離れたものになってしまったけれど、本当に思い出深い年末年始となりました。
「一人の死によって自分が大きく変わる、といったことが本当にその人の死を悼む、その人の死を悲しむということであろう」というのは三浦綾子さんの言葉。
Certainly.
I would always expect some change for a new year but it is also likely to confine to materialistic change or physical change only. But of course this is not that kind of story. Should be internal change though it's not that simple as it sounds。少しでも近付けるなら。
こんなことを言いつつも、結局は引っ越しなどのことばかりに気を取られがちだけれど、少しでもgive backできますように。
2010/12/12
Tony and Susan
Tony and Susan.
Titleだけだとハーレクイン的なロマンス小説。
だけどamazonでorderしたのが届いてみると,おどろおどろしい書体にわざとcoffeeのこぼしジミの付いたようなカバーデザインの,どちらかというとSteven King的な雰囲気。しかも紙自体が全部古くさく黄ばんでいた。あれはそのような演出なのか単に中古品が届いたのか区別できず。
しかし超thrilling!
原著にしては珍しく早いpaceで一気に読んだ。
実際に起こっている出来事と主人公達の頭の中の考えなどをquotation markなどで区別も付けず続けて書き連ねているところも多いので,ちょっと文体に慣れる必要があったのだけれど。
面白かったなあ。
主人公は40過ぎの専業主婦。ある日,離婚した前夫から彼が書いたという小説の原稿が送られてくる。彼との再会を前にその原稿を読み始めたはいいものの,そのthrillingな内容に惹き込まれ,また自分の離婚・再婚後といった人生に照らし合わせて深く影響を受ける,といった物語。
小説の中の小説はTony Hastingsという名の数学教授が,恒例の家族との夏旅行の際に巻き込まれたincidentにより妻と娘を惨殺され,その後一変した生活の中で警察や犯人などとのやり取りの際の葛藤などを克明に描いたもの。
殺人事件に巻き込まれるなどということは非日常的だけれど,実際自分の身に起こったら私も同じような考え,態度をとるのではないか,そもそもこのような悲劇に巻き込まれる事は普通にあり得るのではないか,と考えさせられます。
また,読む側の主人公であるSusanにしても,彼女の恋愛のやり取り,不倫までの経過,結婚・職業両方における自分の社会的な立場,他人から張り合いや腹いせに対する理解など,その心理描写が面白い。
国が違っても人生観などは多々共感できる部分があるものなんだなあ,と感じ,あぁ〜,分かる,分かるぅ,といった感じでした。
Memo的にいくつか抜粋。
"Tony trying to brace himself by being civilized. The notion that being civilized conceals a great weakness."
"She wishes she didn't have to keep proving that it's her ability to read that makes her civilized."
"Dissemination:the adaptations and publicity required to induce others to read - an extensive process summed up in one word, publication." "In giving up publication she gave up the chance to be part of a writing conversation, to read the consequences of her words in other words from out in the world."
"Not that he had not yet grown up to appreciate such joys but that he had grown out of them as a natural part of the process of maturation."
しかし著者のAustin Wrightはもう亡くなっちゃったけど,この小説書いた時は70過ぎだったのね。
Titleだけだとハーレクイン的なロマンス小説。
だけどamazonでorderしたのが届いてみると,おどろおどろしい書体にわざとcoffeeのこぼしジミの付いたようなカバーデザインの,どちらかというとSteven King的な雰囲気。しかも紙自体が全部古くさく黄ばんでいた。あれはそのような演出なのか単に中古品が届いたのか区別できず。
しかし超thrilling!
原著にしては珍しく早いpaceで一気に読んだ。
実際に起こっている出来事と主人公達の頭の中の考えなどをquotation markなどで区別も付けず続けて書き連ねているところも多いので,ちょっと文体に慣れる必要があったのだけれど。
面白かったなあ。
主人公は40過ぎの専業主婦。ある日,離婚した前夫から彼が書いたという小説の原稿が送られてくる。彼との再会を前にその原稿を読み始めたはいいものの,そのthrillingな内容に惹き込まれ,また自分の離婚・再婚後といった人生に照らし合わせて深く影響を受ける,といった物語。
小説の中の小説はTony Hastingsという名の数学教授が,恒例の家族との夏旅行の際に巻き込まれたincidentにより妻と娘を惨殺され,その後一変した生活の中で警察や犯人などとのやり取りの際の葛藤などを克明に描いたもの。
殺人事件に巻き込まれるなどということは非日常的だけれど,実際自分の身に起こったら私も同じような考え,態度をとるのではないか,そもそもこのような悲劇に巻き込まれる事は普通にあり得るのではないか,と考えさせられます。
また,読む側の主人公であるSusanにしても,彼女の恋愛のやり取り,不倫までの経過,結婚・職業両方における自分の社会的な立場,他人から張り合いや腹いせに対する理解など,その心理描写が面白い。
国が違っても人生観などは多々共感できる部分があるものなんだなあ,と感じ,あぁ〜,分かる,分かるぅ,といった感じでした。
Memo的にいくつか抜粋。
"Tony trying to brace himself by being civilized. The notion that being civilized conceals a great weakness."
"She wishes she didn't have to keep proving that it's her ability to read that makes her civilized."
"Dissemination:the adaptations and publicity required to induce others to read - an extensive process summed up in one word, publication." "In giving up publication she gave up the chance to be part of a writing conversation, to read the consequences of her words in other words from out in the world."
"Not that he had not yet grown up to appreciate such joys but that he had grown out of them as a natural part of the process of maturation."
しかし著者のAustin Wrightはもう亡くなっちゃったけど,この小説書いた時は70過ぎだったのね。
2010/10/26
miscellaneous
新潟で一仕事終え、帰りの新幹線、車内で上司と乾杯
ビール片手に柿の種をつまみつつ、友人お薦めの富士日記を読む。やはりいい本だ。
この状況、それなりの幸せを感じられちゃう私はつくづくお得な性格をしているんでしょうねェ。
ビール片手に柿の種をつまみつつ、友人お薦めの富士日記を読む。やはりいい本だ。
この状況、それなりの幸せを感じられちゃう私はつくづくお得な性格をしているんでしょうねェ。
2010/07/24
私を離さないで
"Never let me go".
友人に勧められて読んだ小説。
いい小説だったなぁ。
すごいぜ,イシグロカズオ。
クローン人間やらがからんだSFチックな内容なのに,それを全く意識させない日の名残り的な静かな文体,情景。
イギリス人がなせる技なのか,それとも日本オリジンということでやたら共感できてしまうのでしょうか。
タイトルロールじゃないけれど,タイトルに値するものや人物が出てきた瞬間ってゾクゾクするわね。この場合は曲名だったりするのだけれど。
映画でも丁度"月に囚われた男”を観たばかりで,科学の発展した現在,どちらも全くあり得ないsituationではなく,科学によって産み出されてしまった側の意識ってどうなるのでしょう。試験管ベイビーでさえ,思うところは多々あるわけで。
でもこの小説,Keira Nightley主演で映画化!9月に公開される予定らしいけど期待していいのかしらね。"Lovely Bones"も似た感じで結構好きなお話でしたが,映画はまあ主人公の女の子が可愛いからいいかも,といった感じだったので。
しかし,相変わらず本を読むのが遅いこと!
カツマーにはなりたくないけど速読はできるようになりたいなあ。
とりあえずDear GeniusとTony&Susanとソドムは夏になんとか。
友人に勧められて読んだ小説。
いい小説だったなぁ。
すごいぜ,イシグロカズオ。
クローン人間やらがからんだSFチックな内容なのに,それを全く意識させない日の名残り的な静かな文体,情景。
イギリス人がなせる技なのか,それとも日本オリジンということでやたら共感できてしまうのでしょうか。
タイトルロールじゃないけれど,タイトルに値するものや人物が出てきた瞬間ってゾクゾクするわね。この場合は曲名だったりするのだけれど。
映画でも丁度"月に囚われた男”を観たばかりで,科学の発展した現在,どちらも全くあり得ないsituationではなく,科学によって産み出されてしまった側の意識ってどうなるのでしょう。試験管ベイビーでさえ,思うところは多々あるわけで。
でもこの小説,Keira Nightley主演で映画化!9月に公開される予定らしいけど期待していいのかしらね。"Lovely Bones"も似た感じで結構好きなお話でしたが,映画はまあ主人公の女の子が可愛いからいいかも,といった感じだったので。
しかし,相変わらず本を読むのが遅いこと!
カツマーにはなりたくないけど速読はできるようになりたいなあ。
とりあえずDear GeniusとTony&Susanとソドムは夏になんとか。
2010/04/12
improper me in the right world
それなりにsensibleではあるけれど、sensitiveではない。単なるないものねだりなのか、sensitiveになれたらいいなぁと常々思います。
感受性を敏感に、または豊かにするにはどのようなmethodがあるのでしょう。敏感ではなく流すことによって享受するものも多々あって、まあ恩恵を受けていることも確かなのだけれど。
I would face something or read books with so much excitement or a sense of exaltation when I was a little kid, でもその傾向が薄くなっているということは自己防衛策のひとつの現れなのでしょうか。
ただ自己防衛機能としてcriticismに乏しい必要はないし、maybe I’ve been just growing up in a spoiling circumstance(少なくとも最近テレビでよくfeatureされている体育会シゴキ系新入社員研修の様子などをみるたびにそう感じる).
Criticalかつsensitiveになれたら、という思いにさせる本として、dostoyevskyの「地下室の手記」(これはcriticism以上に性格の悪さが必要?)と加藤周一の「羊の歌」の2冊が私の中にはあったのですが、新たに加えたいものとして、文月悠光の「適切な世界の適切ならざる私」。
中高時代に感じるようなモヤモヤを、私などは適当に丸めてなんとなくそばにおいて小さくなっていくのを待ってしまった感があるけれど、この詩集では真っ向から向き合ってちゃんと言葉として力強く吐き出しています。
日常生活の現象としての詩を遠ざけながらもそれを目撃したい人たちに向けて編み出しました、と言ってくれているのが有難い。今は振り返るだけの、あの時代に出会っていたら少し嬉しい本だったのだろうな。
感受性を敏感に、または豊かにするにはどのようなmethodがあるのでしょう。敏感ではなく流すことによって享受するものも多々あって、まあ恩恵を受けていることも確かなのだけれど。
I would face something or read books with so much excitement or a sense of exaltation when I was a little kid, でもその傾向が薄くなっているということは自己防衛策のひとつの現れなのでしょうか。
ただ自己防衛機能としてcriticismに乏しい必要はないし、maybe I’ve been just growing up in a spoiling circumstance(少なくとも最近テレビでよくfeatureされている体育会シゴキ系新入社員研修の様子などをみるたびにそう感じる).
Criticalかつsensitiveになれたら、という思いにさせる本として、dostoyevskyの「地下室の手記」(これはcriticism以上に性格の悪さが必要?)と加藤周一の「羊の歌」の2冊が私の中にはあったのですが、新たに加えたいものとして、文月悠光の「適切な世界の適切ならざる私」。
中高時代に感じるようなモヤモヤを、私などは適当に丸めてなんとなくそばにおいて小さくなっていくのを待ってしまった感があるけれど、この詩集では真っ向から向き合ってちゃんと言葉として力強く吐き出しています。
日常生活の現象としての詩を遠ざけながらもそれを目撃したい人たちに向けて編み出しました、と言ってくれているのが有難い。今は振り返るだけの、あの時代に出会っていたら少し嬉しい本だったのだろうな。
2010/04/10
free
ちょっと前にChris Andersonの著作"Free"が,先着一万人まで無料で閲覧できるとして話題になり,確か43時間以内に全てダウンロードされたそうな。この話題性によるものか,無料期間終了後も順調に売り上げを伸ばし,既に何刷りか増刷になっているとのことだけれど。
しかし,いまだにこの仕組みは分からない。やっぱり,無料閲覧できるようにするとどうしても売り上げは下がるのでは,と思ってしまう。
書籍についてはやはり画面上じゃなくて,あのめくれる感じの,朱線がひける紙面上がいいんだ!という人々が存在してくれている限り,ただで内容がダウンロードできようが,そこまで大きな影響は与えないのかな。
音楽ビジネスは,違法ダウンロードや海賊版が本当に大きな打撃を与えているのにね。音楽は何かしらmediumを通さないと楽しめないから違法ダウンロードもあまり抵抗を感じさせないのかもしれません。
まあ,でもこの傾向に流されて文芸春秋からの生命保険のカラクリをダウンロード。全文が15日まで無料で閲覧できます。
あまり興味をもたない,また将来的にも興味をもつかどうかわからない生命保険というものについて,わざわざ買うこともなく読めたのはよかったけれど。生命保険について冷静かつ公平な感じで簡単に述べてはありますが,著者はライフネット生命の起業者。読み終えたときには,もし生命保険に入るんだったらライフネット生命がいいのかもね,とかる〜く思わせるくらいの効果はあるので,今回無料閲覧させることによってもうけが出るのはこの保険会社でしょうね。ただ,出版社は果たして新刊の時期に無料で提供してしまうことでどのくらい得,または損がでるのでしょう。謝礼として保険会社から出版社に少しは流れているのかなぁ。
こういうところでお金をセーブしても,結局書店に寄るとついつい買ってしまう。青山ブックセンターでの杉本博司の講演会へ。大金持ちのアーティストですが奢ることのない態度のspeakerで,ただただ,やはりオタクになれるっていいなぁ〜と憧れる。サインはもらわずとも,lectureの後には結局ABCとBrutusに貢献。
しかし,いまだにこの仕組みは分からない。やっぱり,無料閲覧できるようにするとどうしても売り上げは下がるのでは,と思ってしまう。
書籍についてはやはり画面上じゃなくて,あのめくれる感じの,朱線がひける紙面上がいいんだ!という人々が存在してくれている限り,ただで内容がダウンロードできようが,そこまで大きな影響は与えないのかな。
音楽ビジネスは,違法ダウンロードや海賊版が本当に大きな打撃を与えているのにね。音楽は何かしらmediumを通さないと楽しめないから違法ダウンロードもあまり抵抗を感じさせないのかもしれません。
まあ,でもこの傾向に流されて文芸春秋からの生命保険のカラクリをダウンロード。全文が15日まで無料で閲覧できます。
あまり興味をもたない,また将来的にも興味をもつかどうかわからない生命保険というものについて,わざわざ買うこともなく読めたのはよかったけれど。生命保険について冷静かつ公平な感じで簡単に述べてはありますが,著者はライフネット生命の起業者。読み終えたときには,もし生命保険に入るんだったらライフネット生命がいいのかもね,とかる〜く思わせるくらいの効果はあるので,今回無料閲覧させることによってもうけが出るのはこの保険会社でしょうね。ただ,出版社は果たして新刊の時期に無料で提供してしまうことでどのくらい得,または損がでるのでしょう。謝礼として保険会社から出版社に少しは流れているのかなぁ。
こういうところでお金をセーブしても,結局書店に寄るとついつい買ってしまう。青山ブックセンターでの杉本博司の講演会へ。大金持ちのアーティストですが奢ることのない態度のspeakerで,ただただ,やはりオタクになれるっていいなぁ〜と憧れる。サインはもらわずとも,lectureの後には結局ABCとBrutusに貢献。
2010/01/31
baking baking.
時節柄やたら製菓材料を目にするのでお菓子熱が一気にheat up。
大量生産。ぁ"〜,すっきり。
どうしても料理にからんだ小説とか映画とか好きなのだけれど,laura esquivelの"like water for chocolate"に出てきそうなmexican chocolate cakeを俄然作りたくなる。
しかし鷹の爪はあってもcayenne pepperがない!
仕様がないので,decadantかつspicyな大人tasteのchocolate cakeを作ることで妥協。珈琲の粉を練り混ぜて,シナモンで香りづけして試しに黒胡椒もふりこんでdark chocolateの重たいcoffee chocolate cake作成。焼き立てにtia mariaとwhiskyもぶっかけてとことん大人追求。
spiritの熱さと珈琲の苦みで目が覚めそうなcakeの完成。美味で嬉しくなりましたが人に配るには少し申し訳ないような個人好みtasteでしょうか。サバラン好きにあげたい。
並行して抹茶フィナンシェと全粒粉ニコニコcookieと塩パウンドケーキも焼く。
やっぱり,お菓子の味の美味しさはbutterの量に比例すると思います。
スイカにかけるお塩じゃないけど,やっぱり甘いものとしょっぱいものの組み合わせはいいなぁ〜。しばらく塩パウンドケーキは飽きるまで作ってしまいそうです。
julie&juliaと恋するベーカリーが観たい・・・


大量生産。ぁ"〜,すっきり。
どうしても料理にからんだ小説とか映画とか好きなのだけれど,laura esquivelの"like water for chocolate"に出てきそうなmexican chocolate cakeを俄然作りたくなる。
しかし鷹の爪はあってもcayenne pepperがない!
仕様がないので,decadantかつspicyな大人tasteのchocolate cakeを作ることで妥協。珈琲の粉を練り混ぜて,シナモンで香りづけして試しに黒胡椒もふりこんでdark chocolateの重たいcoffee chocolate cake作成。焼き立てにtia mariaとwhiskyもぶっかけてとことん大人追求。
spiritの熱さと珈琲の苦みで目が覚めそうなcakeの完成。美味で嬉しくなりましたが人に配るには少し申し訳ないような個人好みtasteでしょうか。サバラン好きにあげたい。
並行して抹茶フィナンシェと全粒粉ニコニコcookieと塩パウンドケーキも焼く。
やっぱり,お菓子の味の美味しさはbutterの量に比例すると思います。
スイカにかけるお塩じゃないけど,やっぱり甘いものとしょっぱいものの組み合わせはいいなぁ〜。しばらく塩パウンドケーキは飽きるまで作ってしまいそうです。
julie&juliaと恋するベーカリーが観たい・・・
2009/02/03
del amor y otros demonios
愛その他の悪霊について。ガルシア・マルケスのなかでかなり好きな方でした。短編集ほど短くもなく、でも長過ぎもなく。やはり背景にはいつもキリスト教が隠れてはいるけれど、コロンビアの封鎖的な時代の慣習や風土が混じり合って、新鮮であると同時になんだか日本のキリシタン迫害なども彷彿とさせて懐かしい感じも。
ガルシア・マルケスの本は着衣の人の描写の方が艶かしく、裸の人の描写はときにグロテスクであるのがよいです。愛についても大人しくしているなかに爆発するものを抱えている、というケースが多く、理解できないような理解したいような。
コロンビアはいわゆるラテン・アメリカ国の1つであるけれど、今のところ陽気で根アカなお国柄という印象を受けたことはなし。
それが今まで読んだガルシア・マルケス(ファンの間ではGGMなのね)の小説のせいだけとは限らないかな。周りにいたことのある幾人かのコロンビア人は皆本当に生真面目な感じの人が多く、スペイン語を教えてくれる場合も文法にまず重点をおいていた感じでなんとなく日本人と共通点も多いのではないでしょうか。ミス・ユニバースの子がいたけれど笑ったり冗談を言っていた記憶もあまりなく、まあお隣のブラジルとラテン系ということでひとくくりにしてはいけなさそうです。
ガルシア・マルケスは彼の小説を崇拝するコロンビア人に読め!といわれてvivir para contarlaを原書でもらったのが知るきっかけだったけど、あれはこれからスペイン語のクラス5年通ってもインテリア本のままかな。装丁が嫌いじゃないからいいけど、いつかは短編くらいは読めるようになりたい。
それと少し外れたところのテーマとして。狂犬病はやっぱり怖い。ワクチンをもっと安く提供すべきだと思います。
ガルシア・マルケスの本は着衣の人の描写の方が艶かしく、裸の人の描写はときにグロテスクであるのがよいです。愛についても大人しくしているなかに爆発するものを抱えている、というケースが多く、理解できないような理解したいような。
コロンビアはいわゆるラテン・アメリカ国の1つであるけれど、今のところ陽気で根アカなお国柄という印象を受けたことはなし。
それが今まで読んだガルシア・マルケス(ファンの間ではGGMなのね)の小説のせいだけとは限らないかな。周りにいたことのある幾人かのコロンビア人は皆本当に生真面目な感じの人が多く、スペイン語を教えてくれる場合も文法にまず重点をおいていた感じでなんとなく日本人と共通点も多いのではないでしょうか。ミス・ユニバースの子がいたけれど笑ったり冗談を言っていた記憶もあまりなく、まあお隣のブラジルとラテン系ということでひとくくりにしてはいけなさそうです。
ガルシア・マルケスは彼の小説を崇拝するコロンビア人に読め!といわれてvivir para contarlaを原書でもらったのが知るきっかけだったけど、あれはこれからスペイン語のクラス5年通ってもインテリア本のままかな。装丁が嫌いじゃないからいいけど、いつかは短編くらいは読めるようになりたい。
それと少し外れたところのテーマとして。狂犬病はやっぱり怖い。ワクチンをもっと安く提供すべきだと思います。
2008/02/11
くじらとり
watched short animation film "catching a whale" based on Nakagawa Rieko's "Iya-iya en" at Ghibli museum in Mitaka. that's only 15min film but the picture is pretty and beautiful and the story is so adoreble. all the kids in the film are the characters we adults expect and hope they are to be. innocent and adoreble. innocent and classy. girls wearing smocks and enamel shoes. boys wearing short pants with suspenders.
もう日本でも短パンの幼稚園児なんてみること少なくなってきてしまっているけどね。少し残念。あんなのは子供の時しか似合わないのに。
いやいや園、子供の時大好きな本でした。本当にチューリップ保育園みたいなところあればいいのに。あれは子供の心をもった大人の願望の現れでしょうかね。
幼稚園児の時はその時なりに友達関係とかそれなりに苦労したような覚えもあるけれど、やはり空想力とかは確実にあの時代の方があったような。まず空を飛ぶ夢を全然見なくなってしまったのが悲しい。ちっちゃい頃は空を高く飛ぶ夢をみてそのドキドキ感はいまだに覚えてるのに、もう見たくても簡単に見れないものです。河合準雄は空を高く飛ぶ夢は子供のときだけ、大人になったらせいぜい地面すれすれを飛ぶような夢しかみれないものなんです、とか言ってたけれど、地面すれすれも子供時代で終わってしまったなあ。ほんとにスピード感あって楽しかった。
もう日本でも短パンの幼稚園児なんてみること少なくなってきてしまっているけどね。少し残念。あんなのは子供の時しか似合わないのに。
いやいや園、子供の時大好きな本でした。本当にチューリップ保育園みたいなところあればいいのに。あれは子供の心をもった大人の願望の現れでしょうかね。
幼稚園児の時はその時なりに友達関係とかそれなりに苦労したような覚えもあるけれど、やはり空想力とかは確実にあの時代の方があったような。まず空を飛ぶ夢を全然見なくなってしまったのが悲しい。ちっちゃい頃は空を高く飛ぶ夢をみてそのドキドキ感はいまだに覚えてるのに、もう見たくても簡単に見れないものです。河合準雄は空を高く飛ぶ夢は子供のときだけ、大人になったらせいぜい地面すれすれを飛ぶような夢しかみれないものなんです、とか言ってたけれど、地面すれすれも子供時代で終わってしまったなあ。ほんとにスピード感あって楽しかった。
2008/01/20
recent fav
最近読んだうちでかなりお気に入りな一冊。
引き込まれて一気に読み上げた。
「風が強く吹いている」by三浦しをん。
三浦しをんは新潮社のyomyomに出しているエッセイくらいしか読んだことなかったけれど、同じ軽快な文章で小説も書き上げている。
弱小陸上部に属する大学生10人が箱根駅伝を目指すまでの道のりを描いた青春物語。今年の箱根駅伝の前に読むべきでした。色々想像が膨らんで絶対さらに観戦を面白くさせたはずなのに。箱根駅伝はテレビで観ているだけでも泣けるところを、それらを乗り越える心情、個人の想いなどが書いてあるのでかなり泣けます。
ジョギングなんて滅多にしない私でも走りたい気分にさせる。村上春樹の「走ることについて」は自分が走っている場合のことを事務的に書いている感じだったのであまり感情移入できなかったのだけど、今はちょっと皇居か神宮行きたいなあ。
男性同士の友情や仲間で一丸となって何かを成し遂げる一体感。こんな青春の形もあるんだなあ、と憧れをもたせると同時に自分のケースを振り返らせて苦味も加える効果。スポーツの形をとっての青春を楽しむことは運痴な私には無理そうな話ですが、青春というのは何か1つのことに情熱をもって打ち込むことであると思うので、たとえ青いと書いていてもどの年代にでも当てはまることのハズ。
でも時間の足りない社会人にとってはやはり仕事が一番身近な青春の形なのかなあ。大きなプロジェクトをやり遂げようが、日々の業務をきちんとやりこなそうが、どんなに打ち込んでもそれらはいまいち終わりのみえない期間に起きる出来事のたった1つであるのでちょっと釈然としない部分もあるのだけれど。
引き込まれて一気に読み上げた。
「風が強く吹いている」by三浦しをん。
三浦しをんは新潮社のyomyomに出しているエッセイくらいしか読んだことなかったけれど、同じ軽快な文章で小説も書き上げている。
弱小陸上部に属する大学生10人が箱根駅伝を目指すまでの道のりを描いた青春物語。今年の箱根駅伝の前に読むべきでした。色々想像が膨らんで絶対さらに観戦を面白くさせたはずなのに。箱根駅伝はテレビで観ているだけでも泣けるところを、それらを乗り越える心情、個人の想いなどが書いてあるのでかなり泣けます。
ジョギングなんて滅多にしない私でも走りたい気分にさせる。村上春樹の「走ることについて」は自分が走っている場合のことを事務的に書いている感じだったのであまり感情移入できなかったのだけど、今はちょっと皇居か神宮行きたいなあ。
男性同士の友情や仲間で一丸となって何かを成し遂げる一体感。こんな青春の形もあるんだなあ、と憧れをもたせると同時に自分のケースを振り返らせて苦味も加える効果。スポーツの形をとっての青春を楽しむことは運痴な私には無理そうな話ですが、青春というのは何か1つのことに情熱をもって打ち込むことであると思うので、たとえ青いと書いていてもどの年代にでも当てはまることのハズ。
でも時間の足りない社会人にとってはやはり仕事が一番身近な青春の形なのかなあ。大きなプロジェクトをやり遂げようが、日々の業務をきちんとやりこなそうが、どんなに打ち込んでもそれらはいまいち終わりのみえない期間に起きる出来事のたった1つであるのでちょっと釈然としない部分もあるのだけれど。
2007/11/28
chocolate, chocolat

above is the chocolate from my friend in san fransisco. with sea salt. しかもtile shape. hot chilliが入っているの、かなり好きだった。i'm trying to make mexican chocolate but i don't know how to mix jalapeno and chocolate to taste good. okay, one thing i want to try maybe in next year: baking nice mexican chocolate tarts. it's kinda hard to forget the taste of the tart from "Queen of the tarts" on Roncesvalles.
チョコレートにからむものは映画も本も良いものね。映画はやはりおいしそうな"Chocolat"で、本はやはり"Like water for chocolate"が好き。レシピが付いているのがよい。 "Charlie's chocolate factory" makes me think like"i've got to be grateful for this precious chocolate, i've got to savour this" everytime before any chocolate,それでもボリボリ食べてしまいますね。
2007/10/22
paul and shuntaro
been to Tanikawa Shuntaro's poetry reading over "Paul Klee and music" at Bridgestone museum. He's published two poetry books with Klee's pictures, クレーの絵本、クレーと天使。Klee is one of my favorite artists though I often confuse his pictures with Kandinski's. they have warm and fuzzy atmosphere with one look but often their titles are like "death and fire" or something scary. its pretty painting style and fearsome titles seem contradictory but i liked it. パステル調の色使いのときもあれば、全体的に暗~い色調の場合もある。タイトルなどもおどろおどろしいものもあるんだけど、それでも可愛らしさがどこかには必ず残っているような。それがほっとさせる効果をもつのか、裏にひそむ何かメッセージ性にアンテナを張らなくてはいけないのかはよく分からないのだけれどね。今回セミナーを開いてくれたパウル・クレー協会の新藤信さんもクレーの絵の題名にだまされてはいけない、みたいなことを今回の講義のなかで言ってたし。
この新藤信さん、上手な語り手またはむしろ聞き手でした。こちらの勉強不足で彼の挙げた芸術家たちの名前にはあまり馴染みのないものもあったりしたけれど、短い時間のなかで簡単にクレーについて述べてくれた。
その後に続く谷川俊太郎とのトークでも軽妙にかえしながら会話をつなげてく。羨ましい。
谷川俊太郎自身はよくプロフィール紹介などで出ている姿そのまんま、作務衣の上にスカーフといった。詩人というのは何か感受性が違うのかなあ。散文やエッセイは理性で書けるけど詩に関しては違う、おなかの下からでてくるような感じだと言っていました。
見かけは普通の可愛らしいおじいさんです。けっして朗々とした声ではなく地声で自身の詩を朗読してくれたけど、やはり詩はどんな声だとしても読むより聞く方がいいのかも。
ブリジストン、大昔に一度行ったきりだったけれどこじんまりとしててよかった。上野にある美術館は大き過ぎ、かつ混み過ぎで苦手なことが多いのでこういう個人美術館の方がよい。最近のヒットは青山のユニマット美術館でした。シャガールと一緒にアンドリュー・ワイエスもやっていて、それなのに空いていてかなり清潔。お得な所です。
この新藤信さん、上手な語り手またはむしろ聞き手でした。こちらの勉強不足で彼の挙げた芸術家たちの名前にはあまり馴染みのないものもあったりしたけれど、短い時間のなかで簡単にクレーについて述べてくれた。
その後に続く谷川俊太郎とのトークでも軽妙にかえしながら会話をつなげてく。羨ましい。
谷川俊太郎自身はよくプロフィール紹介などで出ている姿そのまんま、作務衣の上にスカーフといった。詩人というのは何か感受性が違うのかなあ。散文やエッセイは理性で書けるけど詩に関しては違う、おなかの下からでてくるような感じだと言っていました。
見かけは普通の可愛らしいおじいさんです。けっして朗々とした声ではなく地声で自身の詩を朗読してくれたけど、やはり詩はどんな声だとしても読むより聞く方がいいのかも。
ブリジストン、大昔に一度行ったきりだったけれどこじんまりとしててよかった。上野にある美術館は大き過ぎ、かつ混み過ぎで苦手なことが多いのでこういう個人美術館の方がよい。最近のヒットは青山のユニマット美術館でした。シャガールと一緒にアンドリュー・ワイエスもやっていて、それなのに空いていてかなり清潔。お得な所です。
2007/10/09
finally!
時間かかりましたが、やっと読み終えました、ハリポタ。the deathly hallows. いまだ興奮冷めやらず。
きっとナルニアとかモモがでたときも話題性とか読者の気分の高まりとかはこんな感じだったのでしょうか。またはもっとさかのぼると、ロビンソン・クルーソーが出たときなども。
エンターテインメント性たっぷりです。笑うシーンあり、泣くシーンあり、戦闘シーンあり。ハリウッド系のファンタジー。最後は妖怪大戦争並みに色んなものが入り混じってますが、みんなが納得いくかたちで終わってると思います。
7年目にして完結し、7巻目なんて果てしない物語並みに分厚いけど、全ての出来事がつながって終わっているということは最初からストーリー決まっていたのかなあ。
魔法系の長いファンタジーという意味ではナルニアなどと通じるものがあるのだけど、コミカルであるというのが一番の違いかな。結構笑えます。でもかけ言葉みたいなものがあったりするので、あの良さは日本語でうまく表せるのでしょうか。HermioneのHer-my-ownとかsaintlikeのi'm holeyなど私は笑ってしまったのですが、どう訳すんだろう。
よう、兄弟、気分はどうだい? パンチにでもなった気分だよ。 ?。 穴あき。
みたいな感じでしょうか。
ハリポタ、松岡祐子さん訳読んだことないけど上手く訳してあるとよいです。
やはり訳に物語の面白さは左右されると思うので。
ハウルと動く城とか、きっと本来は面白い物語なのではと思うのですが、いまいちのめり込めなかったのは和訳のせいなのでは。なんだかブツ切りだったもの。
反対に赤毛のアンシリーズなどについては、肝心のカナダ人はあんまり読んでなくて、日本人には大人気というのはやはりあれは新潮文庫の村岡花子さんの和訳力によるものと勝手に思ってます。原文より日本語訳の方がずっと魅力にあふれて面白いものになっている気がする。とにかく少年少女のバイブルです。
きっとナルニアとかモモがでたときも話題性とか読者の気分の高まりとかはこんな感じだったのでしょうか。またはもっとさかのぼると、ロビンソン・クルーソーが出たときなども。
エンターテインメント性たっぷりです。笑うシーンあり、泣くシーンあり、戦闘シーンあり。ハリウッド系のファンタジー。最後は妖怪大戦争並みに色んなものが入り混じってますが、みんなが納得いくかたちで終わってると思います。
7年目にして完結し、7巻目なんて果てしない物語並みに分厚いけど、全ての出来事がつながって終わっているということは最初からストーリー決まっていたのかなあ。
魔法系の長いファンタジーという意味ではナルニアなどと通じるものがあるのだけど、コミカルであるというのが一番の違いかな。結構笑えます。でもかけ言葉みたいなものがあったりするので、あの良さは日本語でうまく表せるのでしょうか。HermioneのHer-my-ownとかsaintlikeのi'm holeyなど私は笑ってしまったのですが、どう訳すんだろう。
よう、兄弟、気分はどうだい? パンチにでもなった気分だよ。 ?。 穴あき。
みたいな感じでしょうか。
ハリポタ、松岡祐子さん訳読んだことないけど上手く訳してあるとよいです。
やはり訳に物語の面白さは左右されると思うので。
ハウルと動く城とか、きっと本来は面白い物語なのではと思うのですが、いまいちのめり込めなかったのは和訳のせいなのでは。なんだかブツ切りだったもの。
反対に赤毛のアンシリーズなどについては、肝心のカナダ人はあんまり読んでなくて、日本人には大人気というのはやはりあれは新潮文庫の村岡花子さんの和訳力によるものと勝手に思ってます。原文より日本語訳の方がずっと魅力にあふれて面白いものになっている気がする。とにかく少年少女のバイブルです。
2007/08/13
Parma
been to パルマ展 at 国立西洋美術館 in 上野(パルマ展) finally though i'd wanted to go to this exhibition before my trip to Parma. oh well, it can't be helped and anyways I didn't have enough time to look around Parma.
パルマ展空き気味だったけれど悪くなかったです。日本では生ハムかパルメザンチーズ、または中田くらいでしか名の知れていないパルマの芸術面にライトをあてています。
さすがにパルマで国宝級だと思うダ・ヴィンチの「若い女性の頭部」とか「何とか夫人(マルガリータだったかな?)の肖像画」とかまでは門外に出されるのが許されてないのか、展示されていませんでしたが、それでもフランスとかスペインの影響を受けている歴史を説明しつつのそれらの類の有名絵画を展示。色使いの変遷などを楽しみつつ、みれるようになってます。
パルマは土日の飛行機の運行など朝の6時半発の一本しかないような田舎でしたが、それでも芸術文化面、食生活文化面の発達した豊かな町でした。Verdiに基づく立派なオペラ劇場、「パルムの僧院」のモデルとなるような風情ある僧院、名の知られていないような小さな教会でさえ、内部に入るとその緻密でかつダイナミックな建築、様式に圧倒されます。
食べ物もあんな小さな田舎町なのに、「Parmalat」なんて世界に進出している乳製品メーカーだし、「Parmegiano Reggiano」も独擅場かな。
地元の人は町をでることなくパルマで働くのを選ぶことが一般らしいのだけど、職には困らなさそうな豊かさがちょっと見えたな。
ブランド品のお店も揃っていて週末になると皆買い物に繰り出していました。意外だったのが、高校生のような若い子もルイヴィトンなどの鞄を持ち歩き(日本みたいね)、また、そういったお店を覗き込んでいる男性の数がかなり多かったこと。皆ジローラモでした。日本が電化製品などを主力として国の経済を支えているように、イタリアの経済を支える要因の1つはファッション関係。だから国民全体で買い物やファッションなどに興味をもつことも必要みたい。貯金などどうしているのだろうとちょっと不思議になりました。決して国からの福祉の助成が突出している感じにもみえなかったので。
イタリアは芸術面がすごすぎてある意味食傷気味になりますが、今度機会があれば時間をかけてみてみたい所です。あのアーチ型のドゥオモなどどうやって建築するんだか。
国民性としては生まれながらのラテン系なのでいまいち日本人とは合わなさそうだけれど(ドイツ系の暗いほうが性が合う)、歴史、食生活、芸術面はかなり学ぶべきところがある国です。
パルマ展空き気味だったけれど悪くなかったです。日本では生ハムかパルメザンチーズ、または中田くらいでしか名の知れていないパルマの芸術面にライトをあてています。
さすがにパルマで国宝級だと思うダ・ヴィンチの「若い女性の頭部」とか「何とか夫人(マルガリータだったかな?)の肖像画」とかまでは門外に出されるのが許されてないのか、展示されていませんでしたが、それでもフランスとかスペインの影響を受けている歴史を説明しつつのそれらの類の有名絵画を展示。色使いの変遷などを楽しみつつ、みれるようになってます。
パルマは土日の飛行機の運行など朝の6時半発の一本しかないような田舎でしたが、それでも芸術文化面、食生活文化面の発達した豊かな町でした。Verdiに基づく立派なオペラ劇場、「パルムの僧院」のモデルとなるような風情ある僧院、名の知られていないような小さな教会でさえ、内部に入るとその緻密でかつダイナミックな建築、様式に圧倒されます。
食べ物もあんな小さな田舎町なのに、「Parmalat」なんて世界に進出している乳製品メーカーだし、「Parmegiano Reggiano」も独擅場かな。
地元の人は町をでることなくパルマで働くのを選ぶことが一般らしいのだけど、職には困らなさそうな豊かさがちょっと見えたな。
ブランド品のお店も揃っていて週末になると皆買い物に繰り出していました。意外だったのが、高校生のような若い子もルイヴィトンなどの鞄を持ち歩き(日本みたいね)、また、そういったお店を覗き込んでいる男性の数がかなり多かったこと。皆ジローラモでした。日本が電化製品などを主力として国の経済を支えているように、イタリアの経済を支える要因の1つはファッション関係。だから国民全体で買い物やファッションなどに興味をもつことも必要みたい。貯金などどうしているのだろうとちょっと不思議になりました。決して国からの福祉の助成が突出している感じにもみえなかったので。
イタリアは芸術面がすごすぎてある意味食傷気味になりますが、今度機会があれば時間をかけてみてみたい所です。あのアーチ型のドゥオモなどどうやって建築するんだか。
国民性としては生まれながらのラテン系なのでいまいち日本人とは合わなさそうだけれど(ドイツ系の暗いほうが性が合う)、歴史、食生活、芸術面はかなり学ぶべきところがある国です。
2007/06/14
reception
things i don't like much at the working place is dealing with phone calls. when you call or receive business phone calls in Japan there are so many rules to be "proper" or "polite" like the way to speak with older people or high-positioned people.
しかも何故か困ったことに私のdeskの番号が外に出回っているらしく、やたら証券会社や銀行の勧誘、宣伝の電話がうちのデスクにだけかかってくる。そうなると一番ヒラな私が毎回応対しなくてはいけないわけで。
今日はその勧誘の電話がいきなり英語でちょっと焦りました。
電話に出て、まずしゃべりたてられたのは、ものすごくインド訛りの英語。最初は、もしかしたらすごくインド訛りの日本語をしゃべっていて、だから英語っぽく聞こえるのかもと思い、聞き返しましたがやはり英語でした。
心構えができてないとちゃんと話せないものですね。反省。
何の御用でしょう、とつたなく反応したけれど、あっちはmanagerを出してくれと繰り返すばかり。property salesだというので、まあ不動産関係の宣伝はお断り、ときってしまったけれど、こんなうちみたいな地味~な会社に英語でかけてくるとはインド人も強気だなあ~。日本の会社には日本語でかけろ!boys, be humble!
英語というだけで、どうしてもおたおたしてしまう日本人の心理をついて、その間にうまく商談を結び付けてしまおうという魂胆もかなりあるのでしょう。それって何だか日本人の引け目に感じているところを上手く利用する一種の詐欺みたいで、ある意味オレオレよりむかつく。
確かに植民地だった影響もあって、学校の授業の大部分を英語で行うようになっているインド人はかなり優位でしょうが、それだけではない押しの強さ。
私の周りにいた幾人のインド人から得た勝手な偏見はインド人はsmart&funnyで女性の場合はそれに加えてoutgoingで神経細やかというpositive評価ばかりつけちゃうけど、男性の場合は過度の押しの強さとnaughtyさ(+ビールっ腹)がついてくる。
まあthe simpson'sのコンビニ店長にしろインド英語は嫌いじゃないのですけどね。それとinterpreter of maladiesはインド文学の傑作だと思います。
しかも何故か困ったことに私のdeskの番号が外に出回っているらしく、やたら証券会社や銀行の勧誘、宣伝の電話がうちのデスクにだけかかってくる。そうなると一番ヒラな私が毎回応対しなくてはいけないわけで。
今日はその勧誘の電話がいきなり英語でちょっと焦りました。
電話に出て、まずしゃべりたてられたのは、ものすごくインド訛りの英語。最初は、もしかしたらすごくインド訛りの日本語をしゃべっていて、だから英語っぽく聞こえるのかもと思い、聞き返しましたがやはり英語でした。
心構えができてないとちゃんと話せないものですね。反省。
何の御用でしょう、とつたなく反応したけれど、あっちはmanagerを出してくれと繰り返すばかり。property salesだというので、まあ不動産関係の宣伝はお断り、ときってしまったけれど、こんなうちみたいな地味~な会社に英語でかけてくるとはインド人も強気だなあ~。日本の会社には日本語でかけろ!boys, be humble!
英語というだけで、どうしてもおたおたしてしまう日本人の心理をついて、その間にうまく商談を結び付けてしまおうという魂胆もかなりあるのでしょう。それって何だか日本人の引け目に感じているところを上手く利用する一種の詐欺みたいで、ある意味オレオレよりむかつく。
確かに植民地だった影響もあって、学校の授業の大部分を英語で行うようになっているインド人はかなり優位でしょうが、それだけではない押しの強さ。
私の周りにいた幾人のインド人から得た勝手な偏見はインド人はsmart&funnyで女性の場合はそれに加えてoutgoingで神経細やかというpositive評価ばかりつけちゃうけど、男性の場合は過度の押しの強さとnaughtyさ(+ビールっ腹)がついてくる。
まあthe simpson'sのコンビニ店長にしろインド英語は嫌いじゃないのですけどね。それとinterpreter of maladiesはインド文学の傑作だと思います。
2006/12/16
happy apple
頂いた林檎。
気が早いけどhappy new yearです。
昔不思議な鍵ばあさんか何かの絵本で、こういう風に覆いで絵を描いた林檎が出てくるシーンがあって結構憧れた記憶があります。これでメッセージ書いて簡単にプレゼントできたら結構素敵だな。
気が早いけどhappy new yearです。
昔不思議な鍵ばあさんか何かの絵本で、こういう風に覆いで絵を描いた林檎が出てくるシーンがあって結構憧れた記憶があります。これでメッセージ書いて簡単にプレゼントできたら結構素敵だな。
2006/11/15
some of you might find it funny....
ちょっとくだらないけど・・・・ this is a nameplate on a building near my place. i just can't help laughing every time i pass by here. look at the person's name on the 4th floor! 里見茂. whoever have read comics "ガラスの仮面” will know the reason.
ここに住んでられる里見さんには悪いけれどいつも笑ってしまうのです。これって北島マヤの初恋相手と同姓同名だぞ~。あの漫画を読むたびに青春スターにしては古臭い名前だなあ、なんて勝手に思ってましたが。
ここに住んでられる里見さんには悪いけれどいつも笑ってしまうのです。これって北島マヤの初恋相手と同姓同名だぞ~。あの漫画を読むたびに青春スターにしては古臭い名前だなあ、なんて勝手に思ってましたが。
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