2014/08/05

鳥羽

夏休みを利用しての伊勢参り。結局鳥羽で3泊。

今回は伊勢参りと赤福だけをイベントに組み込んで、他には全く予定を入れずにきたけれど、鳥羽といえば、ミキモト、鳥羽水族館、タコ・アワビなどの魚介、石神さんなどが有名。
1日目に外宮を回り、2日目に内宮、おかげ横町だけだとさすがに時間が余るので、散策。
鳥羽にも赤福店舗があった。伊勢の本店はかなり混んでいるけれど、鳥羽はガラガラで、のんびり喫茶できるので実はおすすめ。竹田圭吾のツイートのせいでかなり赤福氷病にかかっていたので、やっと食べられて満足。

旅館で豪勢な夕食は出たけれど、さすがに3泊毎回旅館で食べるのも味気ないので、1日目以外は外食。しかし、鳥羽のお店はだいたい6時がラストオーダーで焦る。
鳥羽一番街という数軒のレストランが入っているショッピングモールに閉店間際にぎりぎり駆け込む。居酒屋風のお店に入ってしまったけれど、やはり海鮮メニューは豊富で美味しい♪しかも今は岩牡蠣のシーズンでラッキー。
JR側の駅前商店街という、たった5、6軒ほど店舗が並んでいる商店街ではそれぞれのお店で、海で穫りたてのさざえや岩牡蠣などをそのまんま出していた。絶対美味しいと思われるのに、他の店でランチを済ませた後に通ったのでトライできず残念。また今度。

他のグルメとして、伊勢は伊勢海老、鮑も有名だけど、どちらも高い割にはそこまで心惹かれる食材ではないので、松阪牛を食べに30分かけてわざわざ松阪まで。
伊勢では至る所で、松阪牛のしぐれ煮がお土産として販売されているけれど、その販売元のまるよし本店にお邪魔。
しかし松阪という駅自体は何にもないのね・・・かんかん照りの整備された道を、遠くからでも目立つビフテキという看板だけを目印にてくてく歩く。まるよしは、隣で精肉店も一緒にやっている、どちらかというと大衆食堂的な雰囲気のお店。
すき焼き、ローストビーフをオーダー。お正月の福袋で安く買える今半のすき焼き肉にはどうしてもお得感が劣るけど、やはり霜降りは美味しい。カレーも美味しそうだった。

3日目にはミキモト真珠島をめぐる。アコヤ貝の生態や養殖真珠のメカニズムなどの解説。たくさん養殖するなかで実際に使えるのは1/3ほど、ということだったけど、職人さんたちがたくさんがらがら真珠を集めるなかで、誰かくすねる人なんて出てこないんだろうか、と余計なことを考えてしまう。本当は創業者の生涯をたどっているのであろうミキモト幸吉記念館に寄りたかったけれど、当たり前のように17:30に閉館でタイムアウト。
周辺には真珠店が点在し、冷やかし程度にのぞく。お店の雰囲気などは決して洗練されたものとはいえなかったけれど、押し売りはしないことになっているらしく、適度に距離をおいてくれていて有り難い。お店の人も小綺麗で感じよく、却って何か買おうかという気になり、おもちゃ程度のものをお土産に買う。安物でも真珠は真珠だから嬉しい。

伊勢ではタクシーの運ちゃんも旅館の人も皆赤子にフレンドリーに話しかけてくれた。伊勢の方言は、〜なぁ↑〜が特徴らしい。
暑いやんなぁ〜↑、眉間に青筋があるなぁ〜、疳の虫いうて将来期待できるやなぁ〜↑、などと柔らかい物言いで聞いていて可愛らしい。
タクシーの運ちゃんは、〜やに、〜やに、ばっかり言っていた。

驚いたのが、天気予報ではバッチリ午後に雨マークがついていたのに、2回乗ったタクシーの運ちゃんがどちらとも、あ〜、これは降らへんよ、と言っていて、実際に全く雨が降らなかったこと。なんだか天気予報に左右されず、実際に自分で外を見て判断できる力があるのって、素直に凄いなあと思った。

せっかく、伊勢・鳥羽に来たのなら、女子人気スポットの石神さんや水族館も行けたらよかったのだけど、旅はこのくらい余裕のある方がいいのかもね。
真珠婚の頃にまた来ようか、としっかり鳥羽の目論みにはまったのでした。

鳥羽の銘菓。アコヤ貝をかたどったマドレーヌ。味は普通。

2014/08/03

伊勢参り

夏休みを利用して伊勢参りへ。本当は夏らしく沖縄か北海道へ行こうか,などとも考えたけれど,娘がもう少し大きくなったら旭山動物園や沖縄に行きたい,とリクエストされるかと思い,今のうちにきっと娘が行きたがらなそうなところへ,ということで伊勢。
四国と東北も興味があったのだけれど,この時期台風が近づきやすかったり,多少地震が近頃起きていることもあって。
なんにせよ,衣食住の神様に感謝の気持ちを伝えにいくのはいいことだ。

実は伊勢は初めて。
リゾートな志摩に泊まりたかったけど,赤ちゃんのおむつ提供します,という赤ちゃん宿泊プランにあらがえず,鳥羽の旅館に滞在。3泊もするとなると自分で持ってくる場合,スーツケース半分近くをおむつが占領することになってしまうので。海が目の前にのぞけて感じのいい旅館。露天風呂も海が目の前にあってよい。しかし、伊勢の海は潮の匂いがしないのね。

しかし,通常お伊勢参りとは一泊2日くらいの日程で行うものらしく,3泊というと旅館の人に一様にビックリされる。
でも到着日はちょうど愛子様達が参拝されたこともあり,内宮は入れず,外宮は午後からしか開かなかったので,どちらにしろ1日で両宮を見学するのは無理な日程。駐車場も使用禁止となっていたこともあって,すいていてよかった。タクシーの運ちゃんも去年のブームが去ってしまって,今は暇で悲鳴あげてる,と言っていたしね。

明治神宮と同様の荘厳さがあったけれど,明治神宮ほど作られた感はないような。松の木も点在していてやはり趣がある。一昨年できたという,伊勢神宮の歴史を解説したせんぐう館も入る。20年ごとに遷宮するにあたっての職人の作業などが展示してある。しかし一昨年できたというのに英語の解説がついておらずビックリ。安倍さんの観光客増やそうキャンペーンに全くのっていない。特殊用語が多すぎるのは確かであるけれど。

途中で原寸大の正殿前で係員がその造りなどを解説してくれる時間があり,聞き入る。落ち着いた感じの人による分かりやすい解説。前日は皇太子ご夫妻もここに立たれました,と言っていたけれど,きっとこの人がつつがなく解説してあげたんだろうなと思われる。
遷宮用のヒノキは樹齢300年を超える木曾ヒノキを今は使っているようだけれど,ひのきはもともと日本と台湾にしか生えていないらしい。知らなんだ。

無事にお参りして鳥羽に戻る。なぜか旅館からのお迎えが人生初のリムジンでラッパーになった気分。