2017/01/16

第二子出産入院

出産報告の続き。

無事の出産を終えたけれど、赤ちゃんは呼吸が落ち着かないとのことで入院。入院の部屋はNICUの次の段階の回復治療室であるGrowing care unit (GCU).
医師や看護師が診察、治療やミーティングを行う8-11時(と確か14-16時も?)の間は赤ちゃんと面会ができない。それ以外の時間帯なら24時間面会に行けるのだけれど、3時間おきの搾乳で1回の搾乳に20分以上は時間をとられること、昼食、夕食の時間なども考えると結構面会に行けるタイミングは限られてくる。
結局、夜遅い時間帯と朝方に行くのが一番行きやすい。

それなのでまずは朝5時くらいに赤ちゃんを見に行く。
産科フロアの5階におりて分娩室などを過ぎ、NICU, GCUの一角へ向かう。
その際には、母親は毎日の血圧、体重測定もリクエストされていることもあって、5階のナースステーション脇の測定コーナーで済ませてしまう。
NICUなどのあるコーナーへの入室には、まず親に宛てがわれている入院ICカードを読み取り機で読み込んで入り、実際のGCU室にはさらにインターホンを押して入院児の親であること、自身の名前を伝えて入室が許されるという流れ。
入室したらまず入り口脇に大きな手洗い場があるのでそこの泡ソープでしっかり手を洗い、かつアルコール消毒したら子に近づくことが許される。

GCUに入院している赤ちゃんはほとんどが未熟児で、うちの子は3kg超えて産まれたからその中では一番大きいくらいだったけれど、それでも小さな身体に点滴やらいろいろ管が刺されている様子は不憫になる。
でも看護師さん曰く、まだ酸素濃度は完全ではないけれど搾乳した乳を飲んでくれてますよ、と聞いてほっとする。少しでも乳を飲んで免疫つけてくれれば。
入っている保育箱(?)の横から手を入れて手を握ったり。
今後は採血の結果や抗生物質投与の様子を見て、また治療につき報告をくれるとのこと。

入院中は、子をちょくちょく見に行き、搾乳を頻回に行い、出された食事を食べ入浴も行って、たまに看護師さんからのチェックを受けたり沐浴講習を受けたり、などと細々したことをこなしていたら1日もあっという間ですぐに数日が過ぎてしまう感じ。

入院4日目の担当医師からの報告の際に、赤ちゃんの治療につき、輸血を行う予定と聞いてびっくりする。血液の成分や、また、出生時に過呼吸になっていたこと、吸う力が弱かったなどの症状からしても感染症にかかっている可能性が高いらしい。
母体がGBS陽性で、分娩時に1回しか母体に抗生物質を打てなかったこともあり、俄然赤ちゃんがGBS感染となったか心配が募る。
その可能性を問うたけれど、まだ何の感染症かは結果が出ていないとの答え。でもGBSの可能性も考えて出産後すぐから赤ちゃんに抗生物質を投与する治療をスタートしてくれている。
輸血についての説明を受け、書面確認をした上で了承の署名をする。
夫に相談せず了承のサインをしてしまったことは気になったけれど、医師との面会のタイミングも限られている中、治療は早く進めてもほしい。

確定はしてないけれど、部屋に戻り早速新生児のGBS感染症をググる。
感染すると肺炎や敗血症、髄膜炎などを発症することがあり、抵抗力の弱い新生児は重篤化し、後遺症が出たり最悪の場合死に至る、とある。
どうしよう、と思って焦り、頭がぼんやりするけれどどうしようもできない。
こうなると、スムーズすぎたお産が急に恨めしくなってくる。こんなに早く進まなければ抗生物質が効いて赤ちゃんへの産道感染はなかったのでは、と思い、また自分の血管は注射しにくいらしいことは認識しているけれど、それでもあのとき看護師さんの点滴の失敗がなければ・・・、とも思ったり。
一方で、日赤のようなNICUがある病院だからこそ早期の発見、治療となって、先生たちも頑張ってくれているわけだし・・・と頭の中がぐるぐるぐる。
今は先生たちを信じて任せることぐらいしかできず。
こちらは親として搾乳くらいしかできないのでした。

2017/01/10

お宮参り@鳩森八幡神社

お正月明けての2日は朝から池袋のビックカメラへ。ここにある東京写真館で家族撮影のため。
写真撮影って撮影料だけでなく焼き増しにしろ何にせよお高いことが多いのだけれど、ここは何とも安いのだ。ビックカメラのポイントもついてくるし。
もちろん仕上がりは伊勢丹写真館などにはどうしても劣る感はあるけれど、データももらえてラミネートフォトカードなども安く購入でき、伊勢丹などの5分の一くらいの値段で済んでしまうことを考えるとついついこっちにくるようになってしまった。
カメラマンも結構子供の扱いが上手で好感がもてる。
ただいっつもこちらもばたばたと予約時間ギリギリに来るせいもあるのだけれど、撮影前に鏡で格好を見直す余裕がなく、前回も今回も子供の服がよれていたり、靴下がずれていたり。
カメラマンさんもそこらへんのことは指摘してくれるとありがたいのにな。

今回は子供のお宮参りの写真と家族写真を撮ってもらいましたが、息子君がお腹をすかせ気味の時間帯だったこともあってずっとぐずる。
もともと目をぱっちり開けることの方が少ない子だけれど、今日は意地でも開けるもんか!の勢いでカメラマンも苦戦。
結局半開き状態でOKとして終了。まあそんなもんだよね。
お宮参りの着物は知り合いが2代に渡って使われたという着物を拝借したのでスタジオではレンタルせず。襟は持っていなかったのでスタジオで借りたけど、スタジオアリス的なそこまで趣味の悪い物でなくてよかった。

赤子のパスポート用写真も合わせて撮ってもらい一気に用事を済ませる。
首のすわっていない赤ちゃんの証明写真を撮ってくれる所は限られるので、これでパスポート申請とcanadian citizenship certificateの申請を進められるかと思うとホッ。
証明写真もその場で仕上がり、申請用に英語で写真の裏にスタジオ名や撮影日時、スタジオ住所を書いてもらったけれど、場所柄そういうリクエストもたまにあるのかすんなり書いてくれる。

撮影が終わったら、今度はそのまま千駄ヶ谷に戻り鳩森八幡神社へ。
ここで初宮詣の祈祷をしてもらう手筈。
神社内は初詣の人でにぎわっていたけれど、社務所についたらすぐに社殿の中に案内される。玄関に入り右側に数段の階段を越えたらすぐに祈祷場所。
宮司さんというのか神主さんが案内してくれ、部屋の前方に座る。
さあ、ご祈祷の儀式が始まるかな、と思ったらその流れをぶっちぎる感じで宮司さんが夫に「まずはお初穂料を・・・」と声をかける。これは、雰囲気的にも祈祷が終わったあとでさりげなく初穂料の請求をするという流れに変えた方が今後のためにもいいのではないだろうか。

鞄を部屋の入り口辺りに置いていたため夫が慌てて財布を取りにいき、初穂料を渡そうとする。
祈祷を電話で予約した際に初穂料も念のため確認し、5000円からということだったので「じゃあ、5000円でいいか」などと話していたのだけれど、いざ支払おうとすると「初宮詣は10000円からになっております」という宮司さんの声が後ろのやり取りから聞こえる。「なぬ!?」と思ったけれど、祈祷の始まる直前に「え、だって電話で聞いた際には・・・」などと持ちかける気もせず、夫もそのまま額を渡す。
ちょっと不信感をもってしまったところで、ご祈祷のスタート。
後ろからどでかい和太鼓の音が鳴り響き、娘が怖い怖い言うなか、宮司さんが「かしこみかしこみももうす〜」とお祈りしてくれる。
息子君の名前や住所を唱えながら無事の成長を願ってくれ、こちらも榊を奉納したり2拝2拍手一礼の儀式を行う。
しかし、住所を唱え上げてくれるところで、今住んでいるマンションの部屋番号は205号室なのだけれど、「ニジュウゴゴウ」と読み上げており、それって正しい読み方なのだろうか。決まった読み方があるのか(でもそれなら本当に25号とかの部屋があればどう違いをつける?)それとも単に読み違えというならばご利益も一気に消えるような・・・

いろいろモヤモヤしてしまいましたが、お唱えが終わったら入り口でお神酒をもらって、お札や破魔矢などを受け取って終了という流れ。お食い初めセットももらう。
娘もなんとか最後までいい子にしてくれた。娘をみて宮司さんが何歳ですか?と声をかけてくれる。あ、結構世間話もオッケーな感じなのね、と思い「今月末で3歳になるんですよ〜」、と答えたら、「ああ、では今年七五三ですね、よければ七五三も当社でどうぞ」とばりばり営業トークだった。
こいつはもしや生臭坊主か!?と思ったけれど、この神社はこの地域の氏神さまだからなあ。
今後もここに結局は通うのかな。

私はこの神社にある幼稚園に通ったのだけれど、親はそのころから「ここの人はベンツを乗り回して〜」とあまり心証はよくなかった模様。
確かに、将棋力向上の祈願を手がけているのだって向かいに将棋会館があるからという後づけのものだし、近年は松本潤が境内にある富士塚に登ったせいか嵐ファンもお参りに訪れるようでいろいろ潤ってはいそう。
宗教団体が金儲けをすると税金の支払いもないことだし、どうしても反感を覚えてしまいがちになる。
この神社もその例から漏れるということはないのだけれど、まあ一時取り止めていた豆まきも復活させたし、能楽堂を建立して小学生に習わせたり、最近は境内でタウンマーケットを開催したりで地域貢献の活動はしているようなので、まあよしとしましょう。


2017/01/06

お正月2017

このお正月は例年にもれずやはり少しバタバタ。
大晦日から三が日にかけて久留米から義父母が遊びにくることもあり、なんとか大掃除は早めに済ませねば、ということで28日くらいには浴室もキッチンも磨きあげた。
でも台所の掃除って結局おせち料理作りでまた汚れることが多くなってしまうのよね。
今回も黒豆を煮ている最中に吹きこぼして、きれいにしたコンロも結局またベタベタ。うーん、残念!
今年は2ヶ月の赤子もいるしおせちを作る余裕はないかな〜と思って、新宿高島屋で初めておせちを予約してみた。
冷凍おせちは抵抗があるので31日に高島屋で受け取れる冷蔵タイプのもので大阪の仕出し屋の一富士というおせち。
中華やフレンチおせちも美味しそうだけれど、エビに数の子に昆布に・・・というクラシックな昔ながらのおせちは捨てがたいし、3段重で2万円ちょっとというお手軽値段に惹かれて。
おせちは2日に皆で食べたけれど、味が濃すぎることもなく好感のもてる味わい。義父母も美味しいと言ってくれ、4人でぱくぱくと半分以上は一気に片付けたのでやっぱりこのサイズで4−5人前と思っていたら正解かな。

おせちを予約はしてみたけれど、昔から黒豆を煮るのは私の係だったし、全く作らないのはなんか落ち着かない。なのでやっぱり黒豆ときんとん、数の子と田作り、なますだけは用意する。お煮しめは材料を切りそろえるのが面倒でこちらはやめた。
黒豆は小田垣商店さんの大粒黒豆なら失敗することが少ないのでわざわざ取り寄せたのだけれど、近くのスーパーOKで安く売っていてショック!去年は扱っていなかったと思うのだけどなあ。ちゃんと今年の年末も扱ってくれるのかな。
きんとんは義母に以前に教わったレシピが評判よく、このレシピで今年も作成。今はブレンダーがあるから裏ごしとかせずに済み、楽ね♪
紀文の錦玉子と伊達巻きはOKで去年売っていたのを覚えていたのでここで調達。小さい頃から錦玉子は紀文だったのでなんとなく他のに手を出す気がしない。伊達巻きも甘さ控えめを売り出してくれているのでこちらが好み。

31日に上京してきた義父母とはホテルで落ち合う。
夕飯は家で一緒に年越し蕎麦でも食べようかな、と思ったけれど翌日の元日も私の実家の家族と一緒にホテルランチをするし、2日は朝から家族写真撮影やお宮参りに付き合わせる予定なのであまり束縛するのも悪いかと思い、ホテル近くのイタリアンで夕食。
大晦日に開けているレストラン自体少ないこともあるせいか、外国人で大にぎわい。
娘も好きなスパゲティやピザを前にして、久しぶりに会う義父母に緊張することもなく騒ぎながらむしゃむしゃ。息子君も最初から最後までベビーカーで寝たまま一度も目を開けることもなく。

翌日1日は椿山荘でお正月ランチビュッフェ。これは久留米の両親に実家の両親、姉一家も参加して。このビュッフェはおススメよ〜、早く予約取った方がいいわよ、と知り合いから言われていたので10月には予約済み。椿山荘会員になっていることもあり10%オフも効く。アルコールも飲み放題だし、サービス料、消費税もincludingだから悪くない値段だと思う。
14時からの午後の部の参加だけど会場は当日にならないと分からず、13時から受付可能とのことで13時半くらいに受付に向かったらホールが人であふれかえっている。やっぱりお正月は家族の集う機会。着物でばっちり決めていたり、マイルドヤンキー風だったり、といろんな家族を観察でき面白い。
前払いで受付を済ませたら案内されたのは宴会場カシオペア。今回は11人で参加したけれど、長テーブル丸々一つという十分なスペースを宛てがわれ、他にも家族連れで参加している人も多くてわいわいしているし、これは子連れには有り難いね。
この宴会場からは庭に直接でられるようにもなっているし、食事も一段落して飽きてきた子供たちは外に出て駆け回ることができ、大人にも有り難い。

肝心の食事も美味で正解。
おせち料理から中華、イタリアン、ローストビーフといろいろ提供されている。
お雑煮も初めて京風の白味噌雑煮をトライすることができたし、栗金団も栗の間にきんとんがある、というくらいにゴロゴロ栗が入っていて、甘すぎずちゃんと手作りの味がする。椿山荘名物の米なすの炊き合わせもやはり美味!
デザートはいわゆるプチフール的なものが多く、軽めのスポンジケーキタイプやムースのチョイスなどで、もう少し重めの高級感のあるデザートを揃えてくれてもいいのではと思ったけれど、ビュッフェでお腹いっぱいになった後には、別腹とはいえそれくらいがいいのかもね。

1時間半程度の時間が宛てがわれているので16時前にはお開き。ただみんなが一斉に終わるので、バスにしろタクシーにしろ長蛇の列。結局タクシーに乗るのに寒い中30分は待つ。せめてロビー側のタクシー乗り場ではなく、ホテル側の乗り場で待つようにすればよかった。来年からはこの帰りの交通についてちゃんと考えておかねば。

遅いビュッフェを終えるとやはりとても夕飯を食べる気分にはならず、夜は子供には簡単に夕食を用意したけれど、親はコンビニのプリンにポリッピーをつまむという正月らしからぬ始まり。夜も紅白をみたりカウントダウンまで起きていようという気概もなく普段通りの時間に子供と寝おちてしまったし。
でもお正月はできるところは少しでも楽をせねばね。