2007/08/13

Parma

been to パルマ展 at 国立西洋美術館 in 上野(パルマ展) finally though i'd wanted to go to this exhibition before my trip to Parma. oh well, it can't be helped and anyways I didn't have enough time to look around Parma.

パルマ展空き気味だったけれど悪くなかったです。日本では生ハムかパルメザンチーズ、または中田くらいでしか名の知れていないパルマの芸術面にライトをあてています。
さすがにパルマで国宝級だと思うダ・ヴィンチの「若い女性の頭部」とか「何とか夫人(マルガリータだったかな?)の肖像画」とかまでは門外に出されるのが許されてないのか、展示されていませんでしたが、それでもフランスとかスペインの影響を受けている歴史を説明しつつのそれらの類の有名絵画を展示。色使いの変遷などを楽しみつつ、みれるようになってます。

パルマは土日の飛行機の運行など朝の6時半発の一本しかないような田舎でしたが、それでも芸術文化面、食生活文化面の発達した豊かな町でした。Verdiに基づく立派なオペラ劇場、「パルムの僧院」のモデルとなるような風情ある僧院、名の知られていないような小さな教会でさえ、内部に入るとその緻密でかつダイナミックな建築、様式に圧倒されます。

食べ物もあんな小さな田舎町なのに、「Parmalat」なんて世界に進出している乳製品メーカーだし、「Parmegiano Reggiano」も独擅場かな。
地元の人は町をでることなくパルマで働くのを選ぶことが一般らしいのだけど、職には困らなさそうな豊かさがちょっと見えたな。
ブランド品のお店も揃っていて週末になると皆買い物に繰り出していました。意外だったのが、高校生のような若い子もルイヴィトンなどの鞄を持ち歩き(日本みたいね)、また、そういったお店を覗き込んでいる男性の数がかなり多かったこと。皆ジローラモでした。日本が電化製品などを主力として国の経済を支えているように、イタリアの経済を支える要因の1つはファッション関係。だから国民全体で買い物やファッションなどに興味をもつことも必要みたい。貯金などどうしているのだろうとちょっと不思議になりました。決して国からの福祉の助成が突出している感じにもみえなかったので。

イタリアは芸術面がすごすぎてある意味食傷気味になりますが、今度機会があれば時間をかけてみてみたい所です。あのアーチ型のドゥオモなどどうやって建築するんだか。
国民性としては生まれながらのラテン系なのでいまいち日本人とは合わなさそうだけれど(ドイツ系の暗いほうが性が合う)、歴史、食生活、芸術面はかなり学ぶべきところがある国です。