2009/02/08

チョコ

明治からかロッテからか知らないけど、今年やたら耳にする逆チョコ。
またpropagandaに踊らされているだけなのは明らかでも、個人的には大賛成。

先日行った近所の美容院(そこではペットのパグ犬がサロン内で自由気ままに行動しており、シャンプー台で髪を洗ってもらっているときなどおなかの上にドン、と飛び乗ってきてそのまま寝てしまうような素敵な美容院なのです)で、美容師のお兄さんからバレンタインということで手作りのチョコフィナンシェもらいました。
ビジネスとは分かりつつも普通にかなり嬉しい。

世の中の男性は義理チョコもらっても何倍返しで大変なだけ、という不平も聞きますが、結局のところ義理チョコでもかなり嬉しいのではないだろうか、と少し気持ちがわかった気も。

日本なんてベルギーやスイスに比べるとチョコ消費量はまだまだ小さいわけだし、商業的意図が隠れていようが消費を増やして少しでも景気に貢献できるかも、という意味でもバレンタインイベントは悪くないのかもしれません。
チョコ食べると実際少し幸せな気になるのは確かなのだしね。

2009/02/03

del amor y otros demonios

愛その他の悪霊について。ガルシア・マルケスのなかでかなり好きな方でした。短編集ほど短くもなく、でも長過ぎもなく。やはり背景にはいつもキリスト教が隠れてはいるけれど、コロンビアの封鎖的な時代の慣習や風土が混じり合って、新鮮であると同時になんだか日本のキリシタン迫害なども彷彿とさせて懐かしい感じも。
ガルシア・マルケスの本は着衣の人の描写の方が艶かしく、裸の人の描写はときにグロテスクであるのがよいです。愛についても大人しくしているなかに爆発するものを抱えている、というケースが多く、理解できないような理解したいような。

コロンビアはいわゆるラテン・アメリカ国の1つであるけれど、今のところ陽気で根アカなお国柄という印象を受けたことはなし。
それが今まで読んだガルシア・マルケス(ファンの間ではGGMなのね)の小説のせいだけとは限らないかな。周りにいたことのある幾人かのコロンビア人は皆本当に生真面目な感じの人が多く、スペイン語を教えてくれる場合も文法にまず重点をおいていた感じでなんとなく日本人と共通点も多いのではないでしょうか。ミス・ユニバースの子がいたけれど笑ったり冗談を言っていた記憶もあまりなく、まあお隣のブラジルとラテン系ということでひとくくりにしてはいけなさそうです。

ガルシア・マルケスは彼の小説を崇拝するコロンビア人に読め!といわれてvivir para contarlaを原書でもらったのが知るきっかけだったけど、あれはこれからスペイン語のクラス5年通ってもインテリア本のままかな。装丁が嫌いじゃないからいいけど、いつかは短編くらいは読めるようになりたい。

それと少し外れたところのテーマとして。狂犬病はやっぱり怖い。ワクチンをもっと安く提供すべきだと思います。