2023/07/23

カナダ生活スタート

あまりにも全くタッチしておらず生きているかどうかも分からなかったブログ、カナダ生活を始めた機会に日々のちょっとした記録のためにも再開したい。久しぶりの海外生活で色々それなりに刺激的なイベントがあったとしても、やはり記録しないとついつい忘れてしまうこの頭。

取り留めなく書くことになりそうだけど、ちょっと進めていこう。

まずはトロント到着の7月13日。半年生活ともなるとそれなりに荷物も多くなって(カナダの物価の高さは聞いていたので食材などもできるだけ持っていきたかった)、スーツケース大1個、中サイズ2個、小サイズ4個を持って渡航。エアカナダは1人スーツケース1個(最大23kg)まで預けることができて、さらに預けたかったら追加料金を支払わなければならない。それなので4個を預けて残り3個を機内持ち込みにするつもりだったけれど、チェックイン時に満席だから、となるべく機内の重さを軽くしたいこともあってか他のスーツケースも無料で預けることができると提案を受けた。ただ、小さいスーツケースというかキャリーバッグにはPCなどを入れていたので、結局それら2つは機内に持ち込んで厚意に甘えてもう一個だけ預かってもらうことにした。

今回渡加にあたり、eTA(electronic travel authorization)の申請をする必要があったのだけれど、夫は申請できたけれど、私と子供の申請はdeclineされた。どうやらeTAの情報はカナダパスポートと自動的にリンクされているようで申請不要とのこと。ただ、最初は日本のパスポート情報にて申請を進めたので、日本のパスポートとカナダのパスポートもリンクしているということなのか。ちょっと怖くて確認進めてないけどどこかで仕組みを調べてみよう。

羽田でのエアカナダチェックイン時もそれぞれのeTAの取得の有無の確認を受け、ここで正直に取得できていないことを伝え、カナダパスポートも見せたらすんなりチェックイン。ドキドキした。
エアカナダでのチェックイン自体は混んでおらずそれなりにスムースに進み、出国gateまで。ここが結構混んではいたけれど、荷物が身軽になっていてよかった。ただ夫が子供のためのエピペン(注射)や薬などを結構持ち込んでいたので荷物チェックのところで確認を受ける。準備のいい夫は自分の医師免許とそれぞれの薬も全て英訳して書類として用意していたのでちょっと時間がかかるも結果的にスムースに入れた。

出国審査が済み、搭乗時間まで約1時間ほど余裕ができた。今回カナダ生活を送るにあたってほぼクレジットカードかソニー銀行で作ったデビットカードで過ごす予定のため、現金のカナダドルを全く持っておらず、さすがにあっちの空港に着いて何かあった時にまずいかな、と夫とそれぞれ3万ほどをカナダドルに換金。109円/ドルくらいだったか、円安がひどくて痛いなあ・・・

搭乗口そばの自販機で名残惜しく麦茶やお菓子を買って搭乗へ。
チェックイン時に夫が細かく子供のアレルギーについて申告してくれていたため、席についてからしばらくしてCAさんがアレルギーのある子はどの子か、なんのアレルギーか、と確認をしにきた。卵や胡桃、カシューナッツにアレルギーがある旨を伝えると、その場ですぐに周りの観客に向かって、「ここにくるみやカシューにアレルギーのある乗客がいる。ナッツを食べる時には(周りに出さないよう?)取扱に注意してくれ」と大声でbriefingをしてくれた。
恐縮に思う一方ではっきりした対応がありがたい。テーブルとかもちゃんと拭いておけ、とwet wipeを提供してくれる。なるほど、こういう対応をするのね〜。
こちらがちゃんと申告してなかったのもあるかと思うけれど、アレルギー対応食は用意してないからmay contain nutsであることは了承してくれ、と言われ、OKする。
もともとものすごく偏食な子でほぼ決まったものしか食べないから機内食も危なさそうなものは食べないだろう、と思ってはいたけれど、ほんと長い搭乗時間、一度も機内食を口にしなかった。今度からはもう少ししっかり機内で食べられるスナックを持っていこう。
上の娘ちゃんは美味しい、と言いつつ提供されたチキンを食べていてよかった。

こども対策としてyoutube premiumをこの期間だけ購読して子供の興味ありそうな動画をタブレットにダウンロードしておいたけど、機内画面ではちょこっとゲームをしたりアニメを少しみただけで、2人ともほぼswitchかtabletを観ていた。機内映画ももはや興味をひかず、タブレットの方が魅力的なのね・・・

ただ下の子が機内画面でアニメを自分で観ようといじっていた時に間違ってCAさんを呼び出すボタンを押してしまっていたようで、席まで来たCAさんにそのボタンは押さないよ、と注意を受ける。子供がそのボタンを押していたことに気づかなかった私は、すみません、迷惑をかけてしまい、この子ったら・・・といった苦笑いをしてしまったのだけれど、it's not funny, emergencyの時に押すボタンなのよ、と却ってCAさんに怒られる。
日本のANAやJALに慣れてしまうとCAさんに怒られる、という対応自体がびっくりすることではあるんだけど、確かにアレルギー持ちと申請しておきながら、その子が呼び出しボタンをいたずらに押しちゃってたら怒られ案件だよなあ、と反省。と同時に、あー、エアカナダの対応ってこんな感じだったよなあ、とちょっと懐かしくも思い出す。

その後も夫が間違えて開けた上の荷物置き場から誰かの傘が落ちてしまった、などちょこちょこ小さなハプニングはありながらも子供達も騒ぐことなく、無事にカナダに到着。
入国審査も「半年の休みとは良いわねえ〜」と審査員に言われつつ問題なく通過。
一方で他の乗客が間違って出口とは違う方向に行っているのをみた係の人が「なんでそっちに勝手に行くんだ!君たちはこっちだ。前の人について行くな!」と乗客に怒鳴っている、日本ではありえない対応を見て、あーカナダに戻ってきた、と実感。日本ではつい「あなたたちの案内や誘導がなってない」と係の人を責める気がするけど、乗客たちもムッとしたり肩をすくめたりすることはあるけどそのままスルーしてしまうくらいがちょうどよいのかも。

空港ではfree wifiが使えたので、空港まで迎えに来てくれるという中国人の友人ともインスタのDM機能を使いながらやり取りをし、スムーズにゲートで会えてよかった。
子供達も荷物のピックアップ時にトレーニング中の探知犬の名刺をもらい、ご満悦。

空港を出る頃は18時を過ぎていたのでそこまで渋滞もなく、スムーズにダウンタウンへ。久しぶりの友人とは車の中で話が弾んで、本当は夕食でも一緒にしようか、と言われていたけど、さすがに長時間フライトの後に子供達が辛いか、とまたの機会に集まることにする。送り迎え、本当にありがとう。

無事に借りた家につき(ランドロードにはすごく早かったね!と驚かれるも)、やっと一息つく。