2014/12/05

拾得物検索

どうやら会社のIDカードをなくした模様。
雨が降っている日にバタバタオフィスを出てきたから、そのドタバタのさなかで落としたか。
そのIDカードを使って他者が勝手に会社に入ってくることもできるわけで、これは面倒なことになった、できれば会社に報告する前になんとか自分で見つけなくては 、と思って探す。
まったく思い当りはないけれど、なくしたと思われる日に寄った眼科やスーパーに電話したり、駅に尋ねてみたり。しかし皆さん一様に、すみません、見つからないようです・・・・のお返事。

でも駅員さんに、そばに交番があるから尋ねてみたら、と言われる。
世の中、そんなわざわざタイムカードとかまで届けてくれる人いるんだろうかと思いつつ、実際に交番に寄る時間はなかったので、ウェブでそのようなコンタクト先があるか確認。

そうすると、今はもう警視庁でも、拾得物公表システムという立派な落し物検索サイトを作ってくれているのね!
拾得物をカテゴリごとにこまかーく分類し、拾得場所も路上か交通機関の中か、とか、23区内のどの区か、などと調べられるようになっていて結構調べやすい。
ただ細かく分類されすぎていて、今回の社員証がカードケースのカテゴリに分類されるのか、それとも身分証なのか、会員証なのか、はたまたカードキーなのか、といったことがわからず、いろんなカテゴリをいったりきたり。
落とした場所も会社のある千代田区かそれとも交番のある文京区かまたは住居区の渋谷区かも定かでないので、それも行ったり来たり。

でも検索対象日付を狭めて、落としたと思われる日に渋谷区で身分証が拾得されているのを見つける。
物によっては、紺色系のカードケースだの黒系の身分証だの、ぼんやり特徴が示されているのもあるのだけれど、これについては何も記されておらず。
とにかく調べてみようとサイトに載っているコンタクト先に連絡。
対応に出た警察署の人に、自分の名前を伝えると、「あ、そのお名前の身分証が届いてますね~」の一言。
すごい!世の中優しい人が多いんだなぁ~。ほんとに感謝。

17:15にその担当部署が閉まるとのことだったので、会社を出た後急ぎに急いで向かう。
電話で言われた控え番号、自身を証明できる書類とともに担当部署(と言っても「会計」というコーナーだったけれど)で確認を受け、無事にIDカードを受け取る。どうやら自宅の最寄り駅あたりで落としたらしい。
できれば拾ってくれた人にお礼がしたいと思ったのだけれど、その人は届け出をするときに「お礼は受け取らない」という項目にチェックしていたらしく、それは叶わず。
確かに赤の他人に勝手に住所を知られる方がこのご時世怖いだろうしね。
でもせめてちゃんと届けられましたよ!ということくらい伝わればなあ~。いいことをしたらちゃんと報いがあるんだよ、ということをこのような機会には是非知らせたい。

しかし、今回の一件で、今までは路上に鍵などが落ちていてもそのままにしていたけれど、今後はまめに交番に届けようと思ったのでした。
だって、検索サイト上では、お財布や携帯、傘、鞄といったありがちな物以外にも、化粧品や仏神具、食料品だの植物だの、ほんとにいろいろなカテゴリがあったのだもの。