2016/07/25

千駄ヶ谷駅改修計画


オリンピックの東京開催が決定するにあたっては、そんなのにお金をつぎ込むんだったら福祉や子育て支援にその分のお金を回したらどうだ、という考えもあり私もそれに同意するところは結構あったのだけれど、いざ開催となると、現在の住まいが開催地近隣ということもあり、どちらかと言うとその使われた税金の恩恵を受ける立場のほう。
国立競技場もザハさんのあのuglyな建物から隈研吾のデザインになって、それなりに緑豊かな建物になりそうだし、神宮球場も秩父宮ラグビー場も老朽化していたのが新しくなりそう。神宮球場はあの席間隔の狭さやドリンクホルダーさえないこと、トイレが和式ばかりで決して綺麗と言えないところが気に食わなかったので変わるとよいな。信濃町駅は今でも結構綺麗なので改修がそこまで必要なのかどうか分からないけれど、原宿駅と千駄ヶ谷駅などが改修対象に入っているのは有難い。以前に原宿で福島原発反対デモと他のイベントが重なった日に原宿駅を利用したことがあるけれど、本当にホームから人が落ちそうなほど押し合いへし合いになっていて、これはオリンピック時もそのままだったら、絶対怪我人か死人が出るなーと思っていたから、今回の改修でホームの収容人数や誘導など、その点が解決されればよい。

千駄ヶ谷駅もあの何もないシンプル感が好きではあったのだけれど、構内には立ち食い蕎麦のみ、駅に併設した店舗としてもBeck’s coffeeと安いパスタ屋、Newdaysとあんまり使えるお店が入っていなかったので今回その点が変わるといいな。
と思っていたところ、改修案JRから発表されていた。

大きな変更点としては、今まで1ホームで新宿方面と千葉方面の総武線それぞれに対応していたのを、新たにホームを増やして新宿方面専用にすること。
千駄ヶ谷界隈には東京体育館や国立競技場、神宮球場など結構大きな施設が点在していて、それらのイベントが重なったときには確かにかなり多くの人が駅に押し寄せていたから、オリンピックでさらに来駅者が増えることを考えると、この案はいいでしょう。
普段の何もない日はかなり閑散としそうだけれど。

他にも、今までエスカレーターとエレベーターが一つずつしかなかったのを、それぞれさらに1つ増やすのはバリアフリーのことを考えても良い案。
電車との間のホームドアの新設についても、ホーム自体を新設するのであればそこまで面積を食うのが気にならないし、事故を防ぐためにもよい。

1点不満なのが、現在ある改札を場所は変えずにただ少しだけ大きくするだけ、ということ。
希望を言えば新宿方面に小さくて無人のものでもいいから改札を新設してほしかった。

消費税増税前の効果によるものか、新宿方面の裏道にはこの近年多くのマンションが建ち始め、人口も少し増えた感がある。
また新宿御苑の千駄ヶ谷門口もあり、何気に新宿方面へ歩く人の数は多い。
ただ、中央にしか改札はないので、新宿方面の裏道に行くには線路と首都高のそれなりに長い高架下をくぐらなければならない。
一般的な高架下同様、ここの高架下も薄暗く、電車が通るたびに会話ができないくらいの轟音が鳴り響く。
駅のそばとは言え、女子供が夜になってから歩くには少し怖さを感じ、実際犯罪も起きたと聞く。
そのため、高架下をくぐらずに済むように新宿方面線路わきに改札を作ってほしかった。

この大規模改修を始める今でないと、今後一生改札が作られることはないだろうなあ、と思うとこれはJRに意見をせずにはいられない!
JR東日本のHPのご意見・問合せ口から、上記の点や、また新たに改札を作ることによって今まであった大量の乗客が一か所に集中するのを防ぐことができるメリットなどを滔々と並び立てて送る。
多分返事は来ないかなあ~とあまり期待せずに待っていたら、1週間弱ほどでJRからちゃんと返事がきた。
ただ、もちろん予想通り、不可、との丁寧な返答。

用地上の制約や関係機関との調整等に加え、多額の費用を要するためといったことが理由として挙げられていたけど、どういった制約なのか関係機関としてどういったところが挙げられるのか聞きたいな~。
マンションの理事会でも改札新設を希望する話題とかは出ていたから、これはこのまま引っ込むかちょっとマンションの理事なども巻き込んでもう少し交渉するべきか迷うところです。

2016/07/07

去年の夏休み3

Toronto着が金曜の夜で、あわただしいことに土曜に妹たちの結婚式。今回は親がカナダ駐在の時から懇意にしていたトロント在住の日本の方のご厚意で、高級住宅街にある湖畔のご自宅を借りてgarden wedding partyを行わせてもらえることになった。

普段化粧をしない妹のために、こちらも習ったばかりのメイクレッスンの成果を出すべくホットカーラーだのハイライトだのいろいろ化粧道具を持っていってにわかメーキャップアーティスト。普段しない濃い化粧に、周りの女性人やカメラマンなどは「いい~」、「うん、このくらいの方がカメラ映えするよ」と言う一方で新郎には、「化粧濃いね」と言われてしまったらしいけど。

でもカジュアルなワンピースに青いカーディガンという出で立ちで、新郎の母親が用意してくれたコサージュを付けていたからなんとか花嫁とわかったようなものの、少しは花嫁らしくしないと。マニキュアも普段しないのを何とかお店まで行ってマニキュアしてもらったのはいいけれど、なぜか真っ青な色にしてきたから隕石(ジラコスト?)から作られたという黒っぽい結婚指輪が似合い、通常のいわゆるゴールドとかプラチナの結婚指輪でなくてよかったのかも。

パーティー会場には、日本人の方お薦めの美味しいケータリングのお店から寿司だのローストビーフだのが持ち込まれ、新郎のお母さんからはフルーツデザートや3段重ねで素敵な黄色の花で飾りつけした手作りアイシングケーキ!
大量の砂糖を使った、と手伝ったらしい新郎の弟は言っていましたが、その気持ちが嬉しいね。
また会場の人へのプチギフトとしてこれまたかわいらしい瓶に詰めた沢山の手作りジャムもお母様が用意してくれて、新郎と新婦の結婚を祝ってくれているのが嬉しい。
うがった見方をすると、新郎の新しい奥さんがまた日本人であることや国際結婚について少し思うところがあってもおかしくないのだけれどそれをおくびにも出さず家族として優しく迎えいれてくれる素敵なお母様です。孫が欲しいオーラをそれとなく発している、ということはしょっちゅうあるようで、カナダ人でそういう態度をとるのは少し意外だな、と思ってしまったのだけれどやはりジジババが孫が欲しい、と思う気持ちはuniversalなのでしょう。

妹の会社の人たちや日本人のお友達、また新郎の音楽仲間や幼馴染など老若男女が集ってにぎやかにおしゃべりする和やかムードでパーティーの開始。天気にも恵まれ、湖畔を覗ける絶好の日、絶好のロケーション。
みんながおしゃべりに花を咲かせ、ちびっこたちの可愛いゲストが走り回って皆を笑わせる中、新郎の弟の司会で進行。新郎のお父さんのpoemの混じった知的なスピーチや弟のjokeを交えたスピーチに続いて、新婦側からは私のスピーチ。やっぱりそれなりに緊張して、言いたかったことの2/3くらいで終わってしまった感じがあるのだけれど、それでも十分すぎる長さだったらしい。Poemを交えるなどそんなとても高尚なものは言えないけれど、妹と新郎の愛される人柄やエピソードを双子の立場からそれなりに伝えることができ、涙もろい新婦と新郎を始め新郎のお母さんもとても喜んでくれたのがよかった。その後には、新郎の音楽仲間が演奏するなかで、庭側に立っていた妹が、高いバルコニー側に立っていた新郎のところまで石段を登って結婚の宣誓をし指輪交換を行うセレモニー。本当にcasual weddingであったけれど友人や家族に囲まれて結婚式を行うのはやっぱりいいいなあ、と思わせた素敵なpartyでした。