2007/10/22

paul and shuntaro

been to Tanikawa Shuntaro's poetry reading over "Paul Klee and music" at Bridgestone museum. He's published two poetry books with Klee's pictures, クレーの絵本、クレーと天使。Klee is one of my favorite artists though I often confuse his pictures with Kandinski's. they have warm and fuzzy atmosphere with one look but often their titles are like "death and fire" or something scary. its pretty painting style and fearsome titles seem contradictory but i liked it. パステル調の色使いのときもあれば、全体的に暗~い色調の場合もある。タイトルなどもおどろおどろしいものもあるんだけど、それでも可愛らしさがどこかには必ず残っているような。それがほっとさせる効果をもつのか、裏にひそむ何かメッセージ性にアンテナを張らなくてはいけないのかはよく分からないのだけれどね。今回セミナーを開いてくれたパウル・クレー協会の新藤信さんもクレーの絵の題名にだまされてはいけない、みたいなことを今回の講義のなかで言ってたし。

この新藤信さん、上手な語り手またはむしろ聞き手でした。こちらの勉強不足で彼の挙げた芸術家たちの名前にはあまり馴染みのないものもあったりしたけれど、短い時間のなかで簡単にクレーについて述べてくれた。
その後に続く谷川俊太郎とのトークでも軽妙にかえしながら会話をつなげてく。羨ましい。

谷川俊太郎自身はよくプロフィール紹介などで出ている姿そのまんま、作務衣の上にスカーフといった。詩人というのは何か感受性が違うのかなあ。散文やエッセイは理性で書けるけど詩に関しては違う、おなかの下からでてくるような感じだと言っていました。
見かけは普通の可愛らしいおじいさんです。けっして朗々とした声ではなく地声で自身の詩を朗読してくれたけど、やはり詩はどんな声だとしても読むより聞く方がいいのかも。

ブリジストン、大昔に一度行ったきりだったけれどこじんまりとしててよかった。上野にある美術館は大き過ぎ、かつ混み過ぎで苦手なことが多いのでこういう個人美術館の方がよい。最近のヒットは青山のユニマット美術館でした。シャガールと一緒にアンドリュー・ワイエスもやっていて、それなのに空いていてかなり清潔。お得な所です。

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