2012/06/06

マイアミゾンビ

一週間ほど前にMiamiでかなりgruesomeな事件がありましたが,一般的にMiami Zombieと呼ばれているこの事件,やっぱりアメリカは怖いなあ。
仕事でしばらくMiamiで過ごしたことのある妹も,全く魅力を感じない都市,車がないと何もできないところで,また本当に危険なやばい雰囲気のする一角などもある,と言っていましたが,薬物中毒でおかしくなっている人に襲いかかられたりしたら,もう何もしようがない。

今回の事件はBath Saltsと呼ばれるコカインのsubstitutesのような薬物でおかしくなった31歳の男Rudy EugineがRonald Poppoという65歳のホームレスに白昼真っ裸でいきなり襲いかかり,彼の顔を食いちぎりながらひたすらむさぼり食ったというおぞましいゾンビ行動。
約15分以上襲い続け,駆けつけた警官が警告をするも聞かず,一発,脚にまずは銃弾を打ち込んでも食べる行為を止めようとしなかったため,結局頭部も含めて計5発か6発撃って,犯人を死に至らせた,という結果になったのだけれど。
このホームレスは結局眼球や鼻,口も含めて約75%を失い,病院に入ってcritical conditionである,とのことだったけれど顔を修復できる可能性は低そう。

遠くにあった防犯カメラがこの惨劇を撮っていたけれど,なんだかいきなり襲いかかって引きずりだして,覆いかぶさるようにしているのがみてとれる。
隣の大通りは車がびゅんびゅん走り,たまにレーサー的な自転車が横を通ったりするくらいで,だからこそ警官が駆けつけるのが遅くなったというのもあるかもしれないけれど,ある意味,他に歩行者をそこを通らなかったのは被害の拡大の可能性を考えると良かったというかなんなのか。

警官が,止めろ,と警告をしたときもこの犯人,Eugineはうなり返すような感じでまるでwild animalそのまんまといった感じだったらしいけれど,本当に薬というものは怖い。
日本では今脱法ハーブによる運転事故などが話題になっているけれど,ちょっとレベルが違うような。
まずこのbath saltsは身体が燃えるように熱くなるらしく,だから真っ裸だったのだろうけれど,結構簡単に手に入るようで,でもその成分はいまだにはっきり何かは分からない,というのが末恐ろしい。

Eugine被告の家庭環境の悪さの報道や,2歳のときにこのPoppoさんに捨てられた,とされるPoppoさんの娘がインタビューに答えたりして,まだまだこの報道熱は収まらなさそうだけど,これを機会に薬物の取り締まりとかもっと厳しくなればいいところ。日本での脱法ハーブですらなんとかしてほしい。

今回の事件は防犯ビデオに写っていたため,Poppoさんが襲われた後も脚を動かして身悶えている様子や顔を失ったあとの画像も出ていたりしてかなりグロい。Googleの画像検索などでMiami Zombieとすれば出てきますが,かなりdisturbingであるのであらかじめwarning.

0 件のコメント: