2012/05/31

Fun Night

小さい頃から来客の多い家で、子供のころは父親が酔っぱらって夜遅くに会社の人たちを連れて帰ってきて、慌てて家を片づけなくてはならなかったり、酔っぱらった大人たちの前で歌を歌わせられたりするのがすごく嫌なこともあったのだけれど、いつも色んな人に囲まれていたこともあって,だからこそ新しい人たちの出会いを素直に楽しめている現在の自分がいるのかもしれないなぁ、と思うといまさらながら感謝。

昨日も帰宅途中に両親から電話があり、会社の取引先関係のドイツ人を家に招待しているからお相伴するように、との要請。
実家の玄関を開けたとたん、盛り上がっている匂いがぷんぷん。
ドイツに長らく住んでいたことのある知り合いのご夫婦も一緒に招待して、まずは5人で外でご飯を食べてきて、その後に食後のお茶のために実家に寄った、という流れらしいけれど、既に外でも呑んできているはずなのに、ワインやらシャンパンやらの瓶が空いている。
すきっ腹のまま、早速join.
盛り上がる。

仕事内容やら家庭環境やら結婚観やら。
色々聞いて色々話す。
おじさま方は飲み過ぎで既に陥落寸前でしたが、さすがお酒に強いドイツの方,酔っぱらいつつも女性陣の好きそうなトピックをうまく提供してくれる。
また、人をほめるのがうまいこと。あれは英語がもつ力かしらね。
You should be proud of your fatherといったことも日本語ならなんか違うニュアンスにとってしまいそうだけど、ホントにあ~そうだよねぇ~、と思わせる体でさらりと言ってくれる。

しかし、父親というのはどうしても身内目線で見てしまうせいか、こちらもきついことを思わず言ってしまったり、いらいらしたりすることも多いのだけど、このように第三者から父親がどのように会社で活躍しているか,彼に会えたことを光栄に思っているか,など有難い言葉を聞くと素直に嬉しくなる。
以前に仕事帰りに寄ったバーで、隣のテーブルにいたおじさま方と仲良くなり、さんざん盛り上がった後で実は彼らが父親と同じ会社に勤める人たちで、しかも父親ともかなり面識があると判明し,かなりどうしよう、と思ったことがあるけれど、そういう人たちが私の知らない父親の社会での一面を誉めたたえてくれると、例えお世辞であろうとも、娘がそう思わないでどうする、と考えを改めさせられます。

分かれ際も、素敵なドイツ人より「あなたの生きたいように生きなさい、どのように人生を過ごしているかが大切なんだ」と真顔で言われて、色んな人生経験を積んでいる人だけにずっしり、かつ嬉しい。

ワインばかり飲んでいる日々でさすがに仕事に支障が出そうだけれど充実。

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