2014/02/09

出産日当日3

なんとか分娩室にたどりつき、分娩台の上に横になる。
確かこの時点で陣痛間隔は3分くらい?

「まだいきんじゃ駄目!深呼吸!」と助産師さんに言われるけれど,どうしても口から上手に息を吐いて力を逃すことができず,ついついいきんでしまう。
合わせて自分の声とは思えないすごいうめき声もあがる。あの声は一体どこからでてくるんだろう。

助産師さんが子宮口を確認し、「6 cm」(だったかな?)と言っているのが聞こえる。そのあと点滴を刺してくれるも,刺している間に陣痛が来てうめく羽目になる。
「点滴側の腕は動かさないで!」と言われ,なんとか踏ん張るけれど身体がよじれる,よじれる・・・
普段、注射が刺しにくい腕とよく言われるので,このバタバタのなかですんなり点滴を刺してくれた助産師さんに感謝。

いきみを逃すために,枕元にいた旦那に「肛門押して!」と思わず頼む。しかし、「え,でも細菌が・・・」というとんちんかんな反応に腹が立ち,「そんなのいーから!パッドの上から押すんだし、さっさと押してよ!」と叫ぶ。
部屋に常備されているテニスボールをお尻にあてて痛みを和らげる方法を助産師さんが旦那に示してくれたけれど、ここでも助けにならず・・・
(旦那は「肛門押して」という言葉が私の口から出たのにビックリしたのと,事前に浣腸しないことに対する不安を私が述べていたことから、どうやら私がお漏らししそうなのを肛門から押し戻して,というように捉えたらしい。なんてとんちんかんな。やはり両親学級やシミュレーションは参加したほうがbetter)

全部助産師さんに痛み逃しを助けてほしい・・・と思いつつも、どうやらこの陣痛の間に一気にお産が進んだようで,子宮口が全開したらしい。
分娩台の上に横になったはいいけれど,分娩の準備自体はされておらず,部屋にもまだ助産師さん1人だけ。
この助産師さんが「子宮口全開!ヤバイヤバイ・・・」と叫びつつ,分娩室の外へ駆け出すのを見て,「ヤバいヤバい」の言葉より、助産師さんがいない間に次の痛みがくることにおののく。

助産師さんが部屋に戻ってくるのと一緒に,先生やら看護士さん5, 6人が部屋にどやどやっと舞い込んできて,一気に騒がしくなる。
皆バタバタとモニターの準備やら滅菌シートを広げたりして一気に分娩の準備が完成。

それからは,助産師さんやらお医者さんの「もっと足を開いて!」だの「手を胸においてハッハッハーと息をして!」という指示に訳も分からず従うだけ。
途中で下の方で焼け付くような熱さを感じたりもしたけれど、何が起きているのかよく分からない。と思ったら、いつの間にか先生か助産師さんが,赤ちゃんの頭を支えながら手にもって立っていた。
赤ちゃん誕生の感動より、「え、もう産まれたの!?」という思いの方が強かった。
でも赤ちゃんが声をあげて泣くのを聞いて、とにかくホッとする。

赤ちゃん誕生 15:24。

0 件のコメント: