2016/11/18

第二子出産当日2

16時過ぎに分娩準備室に落ち着き、NSTチェックをしてもらうも問題ない模様。時々陣痛が生じるようになり長ーく細く吐く呼吸などでしのぐ対応をしたり、姉にマッサージしてもらったり。

また、抗生物質点滴の準備も進める。
これは、妊婦検診時のGBS検査の際に陽性反応が出てしまい、膣にB群溶連菌(GBS)がいることが分かったため。このGBS自体は常在菌だそうで、妊婦の3割くらいは保菌しているそうなのだけれど。
前回の出産時にはいなかったのに今回住み着いてしまったのは何か理由があるのか、と検査結果の際に聞いたのだけれど、特にこれという理由はなくいつの間にか住み着くことがあるのだという。
妊婦自身に悪さをすることはないようだけれど、出産時に産道を通ってくる胎児に感染し、感染症を引き起こすことがあるため、分娩時にあらかじめ母体に抗生物質をうちます、ということは伝えられていた。
そのため、看護師さんが抗生物質を点滴で打つ準備をしてくれたのだけれど、私の血管はどうやら取りにくいようで、やはり今回も1回目は失敗。注射嫌いなのに〜。
2回目は成功して、時間のこともあり20分くらいで点滴を終える設定にしてくれる。次回は2時間後にまた打って、その後は分娩が終わるまで6時間ごとに打たなくてはいけないらしい。

会社を早退した夫も到着し、点滴も済んだので17時過ぎには分娩室であるLDR室へ移動。
落ち着いた茶色を基調にしたシックな広めの部屋で、収納もたくさんあったりジムマットなども備わっていて、確かに分娩までに長く時間がかかる妊婦さんにはいいだろうな、と思う。
持ってきたネグリジェに着替え、冷えは大敵とのことで重ね履きソックスに履き替え、検診につけてきてしまったアクセサリーなども外して分娩台の上で待機。
時々強い陣痛が襲うようになってきており、そのたびに夫にマッサージをお願いする。夫も前回の反省からか、強めのマッサージを心がけ、かなりましな対応になっていた。
LDR室の広いスペースの椅子には姉と姪っ子も待機しており、姪っ子は陣痛記録を取ってくれたり、LINEでカナダにいる私の妹とやり取りして実況中継を試みたり。
このときのLINEのやり取り記録が、後の出産進行を振り返る上でだいぶ役に立った。
18時過ぎに2回目の抗生物質を打とうと看護師さんが用意してくれるも、このときで既に陣痛は2分間隔!
今回も血管をとるのを失敗し、再度打とうと準備している間にかなりの痛みがきて呻く。結局2回目の抗生物質を打つ前にいきみたい感覚がきてしまい、大きな声でうめく。

私は壁側を向いて横になっていたので点滴の看護師さんがいたことしか気づかなかったのだけれど、この時点で医師や他の看護師(助産師?)も到着し、分娩の準備を整えていたよう。
挨拶をすることがルールづけられているのか、看護実習で来ているという看護師さんがわざわざ名前を名乗って挨拶してくれたけれど、こちらはうなずき返す余裕しかない。
いきみたい感覚はさらに強くなり、前回同様自分の声とは思えないうめき声や叫び声があがる。
前回の出産では、子宮口が全開する前にいきみたい力が強くなり、ただ、子宮口が開く前に押し出されても赤ちゃんは苦しいだけなので、呼吸などでいきみを逃すように言われた。
今回のいきみでは特に何も言われず、自分が果たして今出産を進めていいのかも分からず、そのままいきんでいいのかも分からない。
一方でいきみを我慢することももはやできず、呻いているうちに、覚えのある熱いというか焼けるような感覚を下のほうで感じる。また、看護師さんだか医師に「もう一度力を入れて踏ん張って!」といわれ、どうやら今自分は赤ちゃんを押し出しているところらしい、というのが分かり、力を込める。
自分の体勢は横になったまま、足の間から生ぬるくずるっと赤ちゃんが押し出される感覚が分かり、出産完了。
11月4日18時18分。

陣痛が2分間隔になったのが18時7分で、点滴に失敗したのが10分頃、他の医師たちが到着したのが13分頃なので、本当に最後は分刻みで出産が進んだようです。

立ち会い希望で夫や姉、姪っ子も同席していたわけだけれど、医師たちが到着した時点で分娩台のカーテンが引かれてしまい、夫たちには声は聞こえど分娩の様子は見られない状態。
本当は立ち会い希望を汲み取って看護師さんがカーテンを開けるべきだったようだけれど、あまりにも出産が早く進んでカーテンを開ける間もなかったようで、結局同室にいながら実際にシーンは見られなかったという・・・
それはちょっと残念だったけれど、まあまずは無事に出産が済んだという事実に感謝すべきでしょう。




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